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ホラー映画と相性抜群!? 『ラ・ヨローナ~泣く女~』ScreenXならではの映像体験

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 「ScreenX(スクリーンエックス)」は、正面のスクリーンにくわえ、両側面(壁面)にも映像が投影されることで、 270度の広い視界で映画を鑑賞することができる新たな上映システムだ。視野が映像で満たされることで、没入感、臨場感が高まるとともに、このシステムを活用した様々な演出によって、アトラクションとしての楽しさも生まれる。

 では、その「ScreenX」でホラー映画を鑑賞するとどうなるのか。今回は、アメリカで大ヒットを記録し、日本でも5月10日より公開される映画『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』を、「ScreenX」で体験してきた。ここでは、本作『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』の魅力を紹介しながら、「ScreenX」ならではの映像体験の中身をレポートしていきたい。

 『アクアマン』、『ワイルド・スピード SKY MISSION』で興行的な成功を果たしたヒットメイカーであり、さらにホラー映画の分野では「ホラー・マスター」の異名をとる、多才すぎるジェームズ・ワン。本作は、彼のプロデュースする『死霊館』シリーズの一つに数えられる。約2700万ドルのオープニング興収で首位デビューするなど、本作もアメリカで好成績をあげている。そして監督のマイケル・チャベスは、この後ジェームズ・ワンに代わり『死霊館』の最新作を撮る予定だという。

 『死霊館』シリーズは、いままで呪いの人形や修道女の姿をした邪悪な存在などが登場してきた。本作に現れるのは、中南米の怪談に出てくる“ラ・ヨローナ(泣く女)”だ。彼女は夫に浮気をされたことで正気を失い、夫が愛する息子を川に沈めて溺死させるという凶行におよぶ。その後悔から自分自身も川に身を投げ、呪いとなってこの世をさまよっているという。そんな悪霊のような存在が、70年代のロサンゼルスに住む、ある家族に襲いかかることになる。

 水のある暗がりに潜み、しくしくと泣く見知らぬ女がいたら、それはヨローナかもしれない。日本の『リング』や『呪怨』など、「Jホラー」の手法を一部とりこんで新しい表現を生んできたジェームズ・ワンによるプロデュース作品だけあって、そんな不気味なシーンの表現には日本の幽霊を映しているような、静かで気味の悪い雰囲気を強調した演出がなされてゾクゾクとさせられる。しかし、そこはアメリカのホラー映画。アメリカらしくヨローナとの熾烈な戦いもしっかりと用意されている。日本的な怖さからアメリカ的な恐さへと変化する瞬間、ヨローナの容貌も変化する。こういった絶妙なバランスが『死霊館』シリーズの魅力だろう。

      

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