片寄涼太×清水くるみ、同い年が語り合う“芝居への熱意” 「コメディのエッセンスを出す時の参考に」

片寄涼太×清水くるみ、同い年対談

片寄「演技の奥深さにもまた少し触れられた」

ーー片寄さんがボーカルを務めるGENERATIONS from EXILE TRIBEによる楽曲「Pray」と「涙」がそれぞれ主題歌と挿入歌として起用されていますね。

片寄:正直に嬉しかったというのと、作品に華を添えられる歌になっていればいいなと思っています。あとは、「Pray」の起用は当初から聞いていたんですけど、作品ができ上がったのを観た時に「涙」も使っていただいていて、聞くと監督が「すごく好きな楽曲で使わせてもらいました」と言ってくださって、さらに嬉しくなったのを覚えています。挿入歌として流れているシーンにもすごくハマッていて、「涙」という楽曲のまた違った魅力をこのドラマで引き出してもらえたように思います。「Pray」は自分で作詞をさせてもらった曲であり、こうして自分が出演するドラマの主題歌として使っていただけるなんて思ってもみなかったので感慨深いです。

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清水:今日も楽曲を聴きながらここに向かって来たのですが、とてもいい曲だと思いました。「Pray」の歌詞もこの物語のために書き下ろしたようにぴったりだと思います。

片寄:清水さんには撮影時にも「ピッタリじゃん!」と言っていただきましたが、作品と重ね合わせて聴いていただけるとまた違った伝わり方で何かを感じていただけるのかなと思います。その上で、改めてGENERATIONSというグループを知ってもらえるきっかけになればいいなとも思っています。

ーー俳優として今作だからこそ表現できたこととは?

清水:コメディができる女優さんになりたいという気持ちがあって、そのきっかけを与えてくれたのがこの作品だと思います。あと、アーティストでもある片寄さんのプロデュース能力は、同い年として正直にすごいと感じていました。例えば、普段グループのことを考えている上に、今回の現場では作品を広めるためにはどうしたらいいかや、自分のことだけじゃなくて周りのことも考えられていて、芝居以上にそういう考え方から学ぶことが多かったと思います。役者をやっていく上でそういう力も必要だということも含めて、この作品とそういう方たちに出会えたことで自分の中でいろんな考え方が変わりました。

片寄:撮影の順序としては今作が先なんですけど、これまではマンガ原作の作品や直近では王子様をテーマにした作品とパンチの効いたものが多かったので、こういった演技の一面もあるんだということを感じていただけたらありがたいです。今回は20代の若手ライター役でしたが、仕事をされている方々と同じ目線で役を演じる機会を得られたのは、個人的にも可能性や幅を広げることにつなげられたのではないかなと思います。さらに、今回の撮影を経て今後日常に寄り添った役もやってみたいと感じていて、演技の奥深さにもまた少し触れられた作品になりました。


ーー視聴者のみなさんにはどのように楽しんでほしいですか?

清水:この作品を改めて観た時に、「琴音ちゃんはこの選択をしたけど、実際の私ならこの選択はしないかもしれない」などいろいろな選択の仕方があるなと感じました。それこそ10人いれば10通りの選択肢があって、生きて行く上で参考になるというか、こういうやり方もあるんだと感じていただけたら嬉しいです。そして、恋愛や友情は人を成長させていくんだなと今作から感じて、少しでも日々の日常を大切にしようと思うきっかけになればと思います。あとは、花やしきやスカイツリーなど東京に住んでいながら行けていなかった場所でも撮影ができて、個人的にもまた行ってみたくなりました。

片寄:今清水さんがおっしゃったように東京の街の美しさに加えて、都会の中にある温かさも感じられる作品になっていると思いますので、改めて東京の魅力が伝わればなと思います。また、人生の選択をされる方に届けられたら一番嬉しい作品だと思うので、どうやって生きていくかを迷っている方にもこの作品を観ていただいて少しでも背中を押せたらいいなという思いはすごくあります。同年代で人生の岐路に立っている方が一歩踏み出して成長するきっかけとなる作品になれたらと感じると同時に、年代的に上の方にもかわいらしいなといった感想を抱いてもらったり、自分にもこんな時代があったなと懐かしんでくださったりと幅広い世代の方に観てもらえると嬉しいです。日々の生活に少しあきてしまっている人の刺激になって、違う選択をしてみようかなと思ってもらえるような作品になれればと思います。


ーー片寄さんは、ドラマと並行して写真集『グッバイ、ホワイト』も撮影していたとか。

片寄:自分にとって初の写真集である『グッバイ、ホワイト』はドラマと同時期に撮っていたので、中にはドラマのオフショットも入っていたりして連動して見てもらえる1冊になっています。そういう意味でも、『グッバイ、ホワイト』の自分にも蔵島の顔がチラッと垣間見えると思うので、改めて写真集も見直していただけたら嬉しいです。個人的にも大事な作品である写真集をドラマの配信を機に見返したいと思います。

(構成=編集部)

■配信情報
『TOKYO COIN LAUNDRY』
監督:柴山健次
脚本:川尻恵太
出演:片寄涼太/清水くるみ/コッセこういち/横田美紀/紺野ふくた/小松直樹/村田寛奈/川島広輝/島村紀子/益田恵梨菜/駒井蓮/野呂佳代/中原和宏/坂口候一/飯塚悟志/斉藤陽一郎/他
主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「Pray」(rhythm zone)
挿入歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「涙」(rhythm zone)
放送回数等:全5話 各20分程度
配信スケジュール:2019年1月11日(金)21:30より配信開始(毎週金曜日更新)
※1月11日以降毎週金曜21:30~22:59まで、Yahoo! JAPANアプリ、Yahoo! JAPANトップページ(PC・スマートフォン)にて視聴可能。
※動画配信サービス「GYAO!」でも同日23:00より配信。
視聴URL:https://yahoo.jp/-wYhXr
公式Instagram:@yj_tokyo_coin_laundry
(c)LDH ASIA

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