徳永えり主演『月極オトコトモダチ』特報公開 東京国際映画祭出品決定に穐山茉由監督らコメント
徳永えりが主演を務める映画『月極オトコトモダチ』の特報映像が公開された。
11月17日から12月14日にかけて東京・新宿のK's cinemaで開催されるMOOSIC LAB 2018の長編部門にエントリーされている本作は、映画美学校フィクション・コース第18期高等科修了制作作品『ギャルソンヌ -2つの性を持つ女-』で第11回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に入選した穐山茉由監督の長編デビュー作。
WEBマガジン編集者の望月那沙は、あるきっかけで「男女関係にならないスイッチ」を持つと語る柳瀬草太に出会う。実は、彼は依頼主に雇われた“レンタル友達”だった。那沙は柳瀬を題材に、ある検証を試みようとする。一方、那沙のルームメイトの珠希は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めていく。仲良くなっても越えられない“契約関係”。そんな夢と現実の間で悩む男女が織りなす、不思議な“関係性”を描き出す。初の長編映画単独主演となる徳永が主人公・望月那沙を演じるほか、橋本淳、芦那すみれ、山田佳奈らが出演。また、芦那すみれが「BOMI」名義で主題歌を担当する。
布団で寝込む那沙の姿から始まる特報映像では、30歳を目前に、夢と現実の間で悩む男女が織りなす物語の一端を確認することができる。あわせて、200人を超えるオーディションによって那沙の後輩・ユリ役を勝ち取った野崎智子ら全キャストも発表された。
また、10月25日から11月3日にかけて東京・ 六本木ヒルズを中心に開催される、第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に、本作が正式出品されることも決定。穐山監督と主演の徳永ら主要キャストがコメントを寄せているほか、今回出演が発表された野崎からもコメントが到着した。
コメント一覧
徳永えり(望月那沙役)
この度、東京国際映画祭スプラッシュ部門に作品がノミネートされて、とても嬉しく思います。
『月極オトコトモダチ』は穐山茉由監督の初長編作品です。現場で楽しそうにモニターを見つめる監督の姿が指針となり、私は主人公那沙として、どうポップにこじらせられるかを楽しんで演じました。
[男女の友情はあるか]というテーマに答えを出すのはとても難しい。だからこそ那沙/監督の出した結末を観て、ああだこうだ言ってもらえたら嬉しいです。
この作品は、皆さんの中に答えがあるはずだから。
橋本淳(柳瀬草太役)
第31回東京国際映画祭、日本映画スプラッシュ部門への出品、とても光栄に思います。キャスト、スタッフほぼ同世代で作り上げた映画が、たくさんの方々に観てもらえる機会を与えてもらえて、幸せな気分です。
“男女の友情はありえるのか”
突きつけられると答えに困る普遍的なテーマ。観た人にどう響くか、僕自身とても楽しみです。そして、この座組みでレッドカーペットという華やかな場所を練り歩くのも楽しみです。
芦那すみれ(小野珠希役)
わーい! やったー! ありがとうございます!
企画の段階からお話をいただき、音楽を担当し、さらには出演をしたので恥ずかしい部分もたくさん見せてしまう気がしますが、生きるって恥ずかしいことの連続ですもんね。
スクリーンで観られることを楽しみにしています。
監督・穐山茉由
『月極オトコトモダチ』が東京国際映画祭に…! この最高のニュースを聞いた時、ここまで一緒に作り上げてきたキャストとスタッフの顔が浮かびました。
この作品は夢と現実の間で悩む男女の、等身大でいて、ちょっと不思議なお話です。あのスクリーンで観られる喜びを噛み締めつつ、みなさんの様々な反応を楽しみにしています。
ここから、さらに、たくさんの人たちにこの映画が届きますように。
野崎智子(ユリ役)
初の長編映画なのでクランクインまでは緊張や不安でいっぱいでしたが、撮影では共演者の皆様やスタッフの皆様が本当にとても暖かくて優しくしていただいて、たくさん救われました。感謝の気持ちでいっぱいです。生意気だけど憎めないユリは私の性格と比べて正反対だなという印象でしたが、ユリに似たような友達が周りに居たので友達を見て教わりました。台本をとにかく読み込んだりユリという役にハマっていけるように自分なりの最善を尽くして撮影に挑みました。
■公開情報
『月極オトコトモダチ』
出演:徳永えり、橋本淳、芦那すみれ、野崎智子、師岡広明、三森麻美、安保優一、市川昂一郎、山田佳奈
監督・脚本:穐山茉由
音楽:入江陽
劇中歌・主題歌:BOMI
企画:直井卓俊
共同プロデューサー:永野貴将
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
カラー/ヨーロピアン・ビスタ/STEREO/78分/日本
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