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第3話でもクレジットは継続 ドラマ『この世界の片隅に』“Special thanks問題”を考える

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 7月29日に放送されたTBS系列日曜劇場『この世界の片隅に』第3話は、昭和19年6月を迎え、徐々に戦争の気配が近付いてくる様子が描写されていく。空襲警報や配給の停止、防空壕を掘り、そして海軍の兵士たちは大きな任務に就く前に陸に上がり、仲間たちと酒を酌み交わす。

 そんな中で、すず(松本穂香)は夫・周作(松坂桃李)に以前結婚しようとしていた相手がいたことを知り、気になって仕方がない。そして砂糖を求めにヤミ市を訪れたすずは、そこで遊女のリン(二階堂ふみ)と出会うのだ。一方で周作は、軍の施設で偶然にもすずと同郷の海軍兵・水原(村上虹郎)と遭遇。今後彼ら4人の関係性が物語に大きな作用をもたらすこととなるのは間違いないだろう。

 それはそうと先日24日に、2016年に公開されたアニメ映画版『この世界の片隅に』の製作委員会が公式Twitterで、実写ドラマ版について「一切関知しておりません」という異例の声明を出したことに触れないわけにはいかない。こうの史代による同じ原作を用いた、ある意味では「リメイク」という位置付けにあたる今回のドラマ版。しかし、その表現の中にはやはり大ヒットを記録したアニメ映画版のイメージを踏襲した部分が少なからず感じられるのもまた事実である。

 それでも、あくまでもドラマ版はアニメ映画版への敬意を表しての「Special thanks」クレジットを明記したとも報じられており、元々具体的な定義がなく、一方的に記載されても大きな問題とならないのが感謝クレジットと呼ばれるものの実情でもある。しかしながら様々なところでネガティブな憶測が飛び交っているのは、優れた原作があって、それをアニメーションで映画化したほぼ完璧な作品があったからに他ならない。まだ始まったばかりのドラマ版へのある種の不安要素がこのような形で表出してしまったという気もしてならない。

      

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