小林薫、柄本佑、葉山奨之らが集結 立川志の輔×柴咲コウ『ねことじいちゃん』全キャスト発表

 落語家・立川志の輔が映画初主演を務める『ねことじいちゃん』の全キャストが発表された。

 本作は、日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った世界的に有名な動物写真家であり、NHK-BSプレミアムで放送中の『岩合光昭の世界ネコ歩き』でも人気を集める岩合光昭の映画初監督作。2年前に妻よしえを失くし、飼い猫のタマと日本のとある小さな島で暮らす70歳の大吉の自由気ままな日々が、親しい友人の死や、大吉自身の体の不調などにより、変化が訪れはじめる模様を描く。志の輔が主人公の大吉を演じるほか、ヒロイン役として柴咲コウが出演する。

 今回新たに、小林薫、田中裕子、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之らの出演が発表された。猫が多数登場する本作において、志の輔が演じる主人公・大吉の親友で、“大の猫嫌い”という巌役を演じた小林は「動物と人間が絡む映画って大変」と言いつつも「どんな作品に仕上がっているのか、出来上がりが楽しみ」と期待のコメント。

 多数の猫との共演については、巌の初恋の相手であるサチ役を演じた銀粉蝶も「最初はお互い緊張していて大変でした。でも、島で撮影していくうちになんとなくうまくいくようになりました」と撮影の様子を明かした。

 島唯一の病院で働く若先生・健太郎役の柄本佑も、撮影の舞台となった愛知県佐久島での生活について「島で長い時間をかけて撮影するのが久しぶりで、すごく映画作りの醍醐味を味わいながらできました」と、都会とは違うゆっくりとした島での撮影を満喫した様子。

 岩合監督による初めての映画作品ということで、大吉の妻(故人)のよしえ役を演じた田中は「岩合さんが撮られる映像の中で、猫と一緒に。志の輔さんと一緒に。映してもらえるなんて、幸せでした」と語り、大吉の息子・剛役を演じる山中も「主演の志の輔さんと岩合監督によって、どんな化学変化が起きるのかなって僕自身もすごく楽しみ」とコメント。同じく岩合監督のファンという葉山(聡役)も「岩合監督の写真集の中に自分もいるような気持ちで毎回撮影していました」と撮影を振り返り、「すごくほっこりする作品だと思うので、家族で見てほしい」とコメントを寄せた。

 愛知県知多半島に浮かぶ佐久島を中心に撮影が行われ、4月10日にクランクアップを迎えた本作。公開は来年2月を予定している。

コメント一覧

小林薫(巌役)

猫がメインの話なので、動物と人間が絡む映画って大変になるけれど、その分出来上がったら面白そうだなと思って参加しました。どんな作品に仕上がっているのか、出来上がりが楽しみです。

田中裕子(よしえ役)

岩合さんが撮られる映像の中で、猫と一緒に。志の輔さんと一緒に。映してもらえるなんて、幸せでした。

柄本佑(若村健太郎役)

撮影はすごく楽しかったです。島で長い時間をかけて撮影するのが久しぶりで、すごく映画作りの醍醐味を味わいながらできましたね。猫好きなので、猫かわいいなって癒やされました。

銀粉蝶(サチ役)

私も大変な猫好きでして、(猫の)みーちゃんとの共演は、最初はお互い緊張していて大変でした。でも、島で撮影していくうちに気心も知れて(笑)仲良くなりました。猫好きじゃない!という方にも見ていただけたら嬉しいですね。

山中崇(剛役)

猫とずっと一緒に芝居するのが初めてで最初は戸惑いましたが、どう動くかわからない面白さはすごく新鮮でした。今まで見たことない映画になっていると思います。主演の志の輔さんと岩合監督によって、どんな化学変化が起きるのか僕自身も楽しみです。

葉山奨之(内村聡役)

風景や緑や、照明などこだわっていて、その中に自分がいるというのは嬉しかったですね。岩合監督の写真集の中に自分もいるような気持ちで毎回撮影していました。ちっちゃい子から、お年寄りの方々まで幅広い方が、すごくほっこりする作品だと思うので、家族で見てほしいなって思います。

■公開情報
『ねことじいちゃん』
2019年2月、全国ロードショー
立川志の輔、柴咲コウ、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之、田根楽子、小林トシ江、片山友希、立石ケン、中村鴈治郎(友情出演)、田中裕子、小林薫、ベーコン、小梅
監督:岩合光昭
原作:ねこまき(ミューズワーク)『ねことじいちゃん』(KADOKAWA刊)
脚本:坪田文
エグゼクティブプロデューサー:藤本款
企画:野副亮子
プロデューサー:深瀬和美、永井拓郎、中島裕作
配給:クロックワークス
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
製作:「ねことじいちゃん」製作委員会
(c)2018「ねことじいちゃん」製作委員会

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