『メガロボクス』でのワイルドな演技がたまらない 声優・細谷佳正、熱血漢キャラがハマる理由

 また、細谷が最も憧れるアニメキャラは『カウボーイビバップ』のスパイクだそうだが、スパイクもまた相当にアウトローなキャラクターだ。細谷の低い声質は、ワイルドなキャラにとても合っている。だが、それ以上に、細谷自身の趣味趣向が、そうした男らしいキャラクターに深みを与えているのだろう。

 人情溢れるオルガは非常にファン人気の高いキャラで、もちろん筆者も彼にメロメロだった。だが、『メガロボクス』第3話での、ジョー/ジャンクドッグの「疼いちまうんだよ、体の奥が。ジンジンとよぉ……」というセリフで、もう完全にオルガ以上にハートをぶち抜かれてしまった。幅広い役どころを器用にこなす細谷だが、今後もこうしたワイルド熱血漢をどんどん演じていってほしいと切に思う。

■まにょ
ライター(元ミュージシャン)。1989年、東京生まれ。早大文学部美術史コース卒。インストガールズバンド「虚弱。」でドラムを担当し、2012年には1stアルバムで全国デビュー。現在はカルチャー系ライターとして、各所で執筆中。好物はガンアクションアニメ。Twitter

■放送情報
『メガロボクス』
TBSほかにて、毎週木曜深夜25:28~放送
声の出演:細谷佳正、森なな子、斎藤志郎、安元洋貴、村瀬迪与、木下浩之
原案:『あしたのジョー』(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)
監督・コンセプトデザイン:森山洋
脚本:真辺克彦、小嶋健作
音楽:mabanua
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント、3×Cube
製作・著作:メガロボクスプロジェクト
エンディングテーマ NakamuraEmi「かかってこいよ」(日本コロムビア)
(c)高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト
公式サイト:http://megalobox.com/

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