乃木坂46 白石麻衣、どこまで殻をやぶる? 『やれたかも委員会』で溢れ出す色気

乃木坂46白石麻衣、どこまで殻をやぶる?

 月は、冷静で鋭い着眼点を持ったクールな女性だが、それは一般的な“乃木坂46 白石麻衣”のイメージからそう遠くはないだろう。乃木坂46初の専属モデルとして、2013年から5年間、雑誌『Ray』で専属モデルとして数々の表紙を飾り、昨年発売した2ndソロ写真集『パスポート』(講談社)は今世紀最大の売り上げとして、何度もニュース番組で特集として取り上げられた。

『あさひなぐ』より (c)2017 映画「あさひなぐ」製作委員会 (c)2011 こざき亜衣/小学館

 容姿端麗な白石が演じる役は、月がそうであるように、クールな役柄が多かった。乃木坂46メンバーがメインキャストを務めた映画『あさひなぐ』では強く美しい薙刀部のエース・宮路真春役を、ドラマ『キャバすか学園』(日本テレビ系)では学園に転校してくるや否や生徒をなぎ倒す白石麻衣・本人役、乃木坂46主演ドラマ『初森ベマーズ』(テレビ東京系)ではお嬢様のキレイ役を演じている。本郷奏多とのキスシーンが反響を呼んだ映画『闇金ウシジマくん Part3』でも、夢を追う新人タレント・麻生りなという前向きな性格の役柄ながら、置かれている立ち位置は白石のビジュアルを存分に活かしたものであることは、ほかの作品と一致している。

MBS・TBSドラマ『やれたかも委員会』30秒PR映像

 今回の『やれたかも委員会』は、AbemaTVの際と同じ全8話で構成され、公式サイトにてストーリーとキャストが発表されている。PR映像では、「映画編」での「ラブホテルなんだって」という相談者のエピソードを再現する月のセリフ、「お米編」の“おんぶ”をオアシスと月で再現するシーンが先行公開されており、原作にはない展開でどのような新しい『やれたかも委員会』を作り出していくのか、そしてアイドルである白石がどこまで殻を破れるのかも見どころとなっていくだろう。

 白石は5月12日に放送される『世にも奇妙な物語'18春の特別編』(フジテレビ系)の一編「フォロワー」で初の主演を務める。ホラー系では短い時間ではあるが『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』(フジテレビ系)に出演していた白石。今回は、SNSを常に気にする365日キラキラし続ける女子を演じる。バラエティ番組では、何度も心霊ドッキリで大きなリアクションとともに泣き顔を晒してきた彼女が、演技という枠の中で、絶叫や恐怖におののく表情をどう見せるのか、期待がかかる。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『やれたかも委員会』
MBS:毎週日曜深夜0:50〜
TBS:毎週火曜深夜1:28〜
dTV・NETFLIX 毎週水曜深夜0:00~
出演:佐藤二朗、白石麻衣(乃木坂46)、山田孝之、間宮祥太朗、勧修寺保都、小倉優香、浜野謙太、倉持由香、森永悠希、武田玲奈、永野宗典、江夏詩織、杉野遥亮、山本舞香、中尾明慶、森川葵、矢野聖人、山地まり、MEGUMI、福田麻由子、小関裕太
演出:山口雅俊
脚本:山崎淳也 橋口俊貴
原作:吉田貴司『やれたかも委員会』(cakes・双葉社)
製作:ドラマ「やれたかも委員会」製作委員会・MBS
(c)2018 吉田貴司/ドラマ「やれたかも委員会」製作委員会・MBS (c)吉田貴司
公式サイト:yaretakamoiinkai.com

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