『ブラックパンサー』プロデューサー、31歳の新鋭ライアン・クーグラー監督の魅力を語る
マーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』が3月1日に公開される。本作のプロデューサーであるネイト・ムーアからコメントが到着した。
本作は、2016年に公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場したブラックパンサー初の単独作品。キャプテン・アメリカの持つシールドと同じ材質からなる漆黒のスーツと優れた戦闘能力を持つブラックパンサーが、超文明国ワカンダの新しい国王として、そしてヒーローとして活躍する姿を描く。ワカンダの秘密を守るためブラックパンサーが世界中にスパイを送り込み、世界中の敵と戦うという、これまでのマーベル映画にはなかったスパイ映画のテイストが盛り込まれるほか、4月27日公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へ繋がる重要な物語となる。
近年、マーベル・スタジオは、経験豊富なベテランではなく、新しい才能や枠にとらわれない発想を求めるように、若手映画監督を抜擢し、数々の成功を抑えてきた。人気シリーズ『アイアンマン』のジョン・ファブローは、第1作目の公開当時41歳。そして、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』も手がけるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟は、初のマーベル・スタジオ作品となった『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』の公開時は、40歳と42歳。いずれも、映画監督としての実績もまだ浅い中での抜擢だった。昨年公開された同社の作品の中では、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティが公開当時42歳、『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン監督が公開当時39歳、『スパイダーマン:ホームカミング』のジョン・ワッツ監督が公開当時36歳と、注目すべき若手、新進気鋭な監督による作品が目立った。
そして、『ブラックパンサー』を手がけるのが、若干31歳で注目集める若手監督の一人、ライアン・クーグラーだ。監督・脚本作『フルートベール駅で』で、サンダンス映画祭作品賞&観客賞など、多数の映画賞を受賞。その後、ロッキー・シリーズとして歴代新記録を打ち立てた『クリード チャンプを継ぐ男』を手がけた。
本作のプロデューサーであるムーアは、クーグラー監督について「僕らにとってはまだ若い映画監督と言える。映画監督としても若いし、人間としてもまだ若い。だけど、彼は本当に本当に頭が良い。そして非常に頭の良い優れたストーリーテラー(物語の語り手)でもある」と称賛を送る。さらに、「この映画の場合、彼が、ストーリーテラーとして(本作の)脚本家でもあり、監督でもある、ということがさらに役に立ったと思うし、重要だったと思う」と、絶大な信頼を口にした。
■公開情報
『ブラックパンサー』
3月1日(木)より全国ロードショー
監督:ライアン・クーグラー
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:チャドウィック・ボーズマン、ルピタ・ニョンゴ、マイケル・B・ジョーダン、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、フォレスト・ウィテカー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2017
公式サイト:http://MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther