北村匠海が向き合った“転機”と“決断” 「自分が一番没頭できるのがお芝居と音楽」

北村匠海が向き合った“転機”と“決断” 

「小3の頃から何も変わってないかも」

ーー連ドラへの出演は2016年の『仰げば尊し』(TBS系)以来ですが、その間の2017年は主演映画『君の膵臓をたべたい』が大ヒットするなど、北村さんにとってとても濃い期間だったと思います。前回と今回で、ドラマ撮影に臨む上での意識に変化はありましたか?

北村:昨年は、3本の映画に出演しました。主演もさせていただいたし、新人賞(「報知映画賞」)もいただき、すごく実のある一年でした。でも、自分の中では何もスタンスを変えずに仕事と向き合うようにしています。「主役を張ったから」とか、そういうのはないですね。

ーー天狗になってもおかしくないくらいの活躍をされていましたが……?

北村:いやいやいや。僕はまだまだ未熟者だし、今後もただただ頑張っていくのみ。充実している日々に乗っからないのが美学というか。「僕は俳優なので」と肩で風を切って街を歩きたいわけではなくて、仕事のツールとして、自分が一番没頭できるのがお芝居と音楽っていうだけ。言ってしまえば、小3の頃から何も変わってないかもしれないですね。

ーーなるほど。それは北村さんの中にある一貫した軸なんですね。意識していないと、確実に変わってしまう気がします。

北村:これは自分がしっかり信念を持ってやらなきゃと思ったし、一番のターニングポイントかと。お仕事に対してとにかくまっすぐでありたい。自分ひとりの世界で満足したくないので、たくさんの人とコミュニケーションを取って、いろいろと得ていきたいですね。

ーー役者と音楽活動、どちらもお忙しいと思います。辛いと感じることは?

北村:辛いと感じることはあまりないですね。時々、色々と考えることはありますが、そんな時は、お風呂でふ~っと一息ついたり。でも、音楽と俳優という2つの好きなことを仕事にできていることの満足感や幸せな気持ちって、贅沢だなと思うんです。

ーー小3から芸能活動をされていますが、進路を決める際にブレることはなかった?

北村:中学の頃は、あまり深く考えずにやっていたというか。それでも続けていった先で、やっぱり大学に行くか、この仕事で行くかの二択で悩む時期があって。色々考えていく中で、この世界で頑張ってみようと思ったんです。卒業して、仕事一本に決めた頃から『仰げば尊し』(TBS系)とかも始まって、“北村匠海”の中でも流れができていった気がします。

ーー今クールのドラマには超特急のカイこと小笠原海さんなども出演(『アンナチュラル』(TBS系))されますし、みなさんがどんどん役者として活躍されていますね。

北村:そうですね。カイとは一緒に舞台をやったりもしていたんです。刺激し合える同僚の活躍は嬉しいです。

ーーEBiDAN全体が盛り上がっている感じで、こちらもワクワクしています。

北村:僕らが初代なんてビックリですよね。中1からEBiDANとしての活動が始まり、結構な年を重ねました(笑)。それでもまだまだ20代なので、これが30代になり、後輩が20代になって…この先どうなっていくんだろうって、僕もすごく楽しみです。

(取材・文=nakamura omame/写真=大和田茉椰)

■放送情報
木曜劇場『隣の家族は青く見える』
フジテレビ系にて1月18日スタート 毎週木曜22:00~22:54 ※初回放送
出演:深田恭子、松山ケンイチ、平山浩行、高橋メアリージュン、北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹、伊藤かずえ、高畑淳子ほか
脚本:中谷まゆみ
プロデュース:中野利幸
演出:品田俊介、高野舞
制作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/

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<応募締切>
1月31日(水)

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