剛力彩芽、“獄中ダンス”の切れ味! 『女囚セブン』エスカレートするマウント合戦
ラスト10分では、神渡による津田への怒涛の窮追が始まる。「にしても、桜子ピンクの鉢巻の支援者言うんは、まぁみなさん、ええお歳のご老人ばっかりで。若い殿方は一人もいはりませんでしたなぁ」と、目を線のように細くし、不敵な笑みを浮かべながら、津田を精神的に追い詰めていく。ラストは決めセリフの、「罪は犯すやつが悪いんやない。犯させるやつが悪いんどす」でフィニッシュをかける。傷口に塩を塗るかの如く、相手を貶めていく剛力の演技は、息を呑む緊迫感を生む。
第3話の予告では、育児ノイローゼから夫を殺し、娘の養育権も失った市川沙羅(トリンドル玲奈)に向け、「保育園落ちた。日本死ね!」と叫んでいる。回を重ねる毎に、神渡のミステリアスさと、京都弁から成る突飛なセリフはさらにエスカレートしていきそうだ。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■番組情報
金曜ナイトドラマ『女囚セブン』(テレビ朝日系)
毎週金曜日23時15分〜
出演:剛力彩芽、山口紗弥加、トリンドル玲奈、平岩紙、橋本マナミ、木野花、安達祐実
脚本:西荻弓絵
企画・製作:テレビ朝日
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/joshu-7/