窪田正孝が示す、新たなアクション俳優像ーー顔は可愛くて細マッチョの破壊力
ところで 窪田は、バラエティ番組に出演した際も、よくその筋力を披露している。『メレンゲの気持ち』(日本テレビ)出演時には、懸垂を軽々と行い、「兄が2人いて、男3人いると力自慢になる。昔はよく腕相撲とかやって、1回も勝てなかったんですけど、そういうの(競争で鍛えられた面が)ありますね』と答えていた。ほかにも、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ)では、しこを踏む筋トレ法を実践したり、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)では、30キロの重しを背負って腕立て伏せをする航空救難団の訓練に挑戦していた。どのシーンでも、爽やかな笑顔でやり遂げていたのが印象的だった。
“アクション俳優”というと、洋服を着ていても体格の良さが伝わるような、肉食タイプがこれまでの主流だった。だが、可愛い顔立ちでシャイな性格ながら、内なる闘志と筋力を秘めた窪田のようなタイプこそが、今後の新しいアクション作品を牽引していくのかもしれない。
(文=大和田茉椰)