Hey! Say! JUMP・山田涼介、西田敏行と初共演! 東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』映画化
東野圭吾の長編小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、Hey! Say! JUMP・山田涼介と西田敏行の初共演で映画化されることが決定した。
本作は、全世界販売累計500万部を記録する東野圭吾のベストセラー小説を、『余命1カ月の花嫁』『オオカミ少女と黒王子』の廣木隆一監督が実写映画化した人間ドラマ。
かつて人々の悩み相談を受けていた雑貨屋・ナミヤ雑貨店。悪事を働き、廃業したナミヤ雑貨店に逃げ込んだ敦也、翔太、幸平の3人が、32年前に書かれた手紙を発見したことで、不思議な体験に巻き込まれていく模様を描く。
主人公の敦也役を演じるのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介。ナミヤ雑貨店の店主で、人々からの悩みに答える浪矢雄治役を西田敏行が演じる。山田は、本作の出演について「この作品は一人ひとりの心情…悩み、苦しみ、喜びなど喜怒哀楽を表した映画になると思うので、観客のみなさんには、ぜひ振り回されてほしいです」とコメント。西田は「共演の山田涼介君は才ある俳優の一人。特に今回の役は彼にぴったりだと思います」と、山田の印象を述べている。
また、脚本は『余命1カ月の花嫁』や『娚の一生』でも廣木監督とタッグを組んだ斉藤ひろしが担当している。廣木監督は、「原作の奇蹟をどこまでファンタジーかつリアルに描けるか僕なりに挑戦だと思っています。初、東野原作ですがファンの期待を裏切らない、また時代を超えて楽しめる作品にしたいと思っています」と、意気込みをコメントしている。
コメント一覧
原作・東野圭吾
この物語の構造は複雑で、いくつかのエピソードが時間と空間を隔てて絡み合っています。小説では可能でも映像化は難しいのではないか、というのが本音です。あの不思議な出来事は、あの登場人物たちは、そして彼等の「悩み」はどう描かれるのか、今からとても楽しみです。
主演・山田涼介【主人公・敦也役】
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は時空を超えて手紙を送り合うという、ありえないような話ではありますが、すごく真実味を帯びていて、リアルな部分とそうじゃない部分において気持ちの作り方が難しそうだなと思うと同時に、やりがいを感じています。特に、今回初めてご一緒させていただく西田敏行さんは第一線を走り続けている尊敬する大先輩なので、共演できることはものすごく光栄なことですし、足を引っ張らないように頑張りつつ、吸収できるものは吸収していきたいです。この作品は一人ひとりの心情・・・悩み、苦しみ、喜びなど喜怒哀楽を表した映画になると思うので、観客のみなさんには、ぜひ振り回されてほしいです。
西田敏行【浪矢雄治役】
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は東野圭吾さんの作品の中でも、少し毛色が違う作品なので、その作品が映像になるのはすごく楽しみです。そして共演の山田涼介君は才ある俳優の一人。特に今回の役は彼にぴったりだと思います。そんな山田君と私を、泣かせ名人という印象のある廣木監督がうまく料理してくださると思うので、今から仕上がりがとても楽しみです。喜怒哀楽という人間の感情の中で、笑うことと泣くことは生きてく上でとても大切な時間。お客さんにこの映画で心の浄化をしていただきたいし、その役を担うことができたら非常に幸せだと思います。俳優としてのこれまでの自分のキャリアをぶつけて演じたいと感じています。
廣木隆一監督
原作の奇蹟をどこまでファンタジーかつリアルに描けるか僕なりに挑戦だと思っています。初、東野原作ですがファンの期待を裏切らない、また時代を超えて楽しめる作品にしたいと思っています。初役者陣も楽しみです。
KADOKAWA プロデューサー
東野さんが描くファンタジーには、必ず人生の苦み(ニガみ)が描かれます。この奇蹟の物語に登場する主人公たちは、寄る辺もない孤独な人々です。そんな人々の切なる「思い」が綴られた“手紙”が時空を超えて、人の縁を作っていく…というストーリーを、「漂泊する人間の孤独」を詩情豊かに描き続けた廣木監督に是非撮って貰いたい、と思いました。主演として山田涼介くん演じる「敦也」は、現代で迷いながら生きる孤独な青年。そして、西田さんが演じる「浪矢雄治」は、古き良き日本にいた、人情味溢れる老人です。違う時代に生き、会うはずのない二人が交わる時、廣木監督がきっと素敵でビタースイートな感動ファンタジーを作り上げてくれると信じています。
■公開情報
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
2017年秋全国公開
原作:東野圭吾 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川文庫刊)
出演:山田涼介、西田敏行
監督:廣木隆一
脚本:斉藤ひろし
配給:KADOKAWA/松竹(共同配給)
(c)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会