NEWS・加藤シゲアキ『嫌われる勇気』で心の壁を破る? 香里奈と共演、刑事役に寄せる期待
NEWS・加藤シゲアキが1月期スタートのドラマ『嫌われる勇気』で、5年ぶりにフジテレビ系連続ドラマで主演を務める香里奈と共演することが発表され、話題を呼んでいる。SNSでは早くも「シゲの刑事役には期待しかない」「手越(祐也)の愛読書を加藤さんがドラマで演じるなんて!」と、本作を待望する声が目立っている。
同作は、2013年発売のベストセラー『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)を原案にした刑事ドラマ。同書は、心理学界の三大巨匠のひとり、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」をわかりやすい読み物にしたもので、ドラマでは香里奈が「アドラー心理学」を体現する刑事・庵堂蘭子(あんどう・らんこ/32)として活躍する。他人の評価や評判を一切気にしない態度で、警察組織内で周囲から嫌われているものの、圧倒的な検挙率を誇るという役柄だ。
加藤シゲアキは、そんな蘭子とコンビを組む新米刑事・青山年雄を演じる。人当たりが良いものの優柔不断かつ心配性で、“人に嫌われたくない”という気持ちが強い。蘭子とは正反対の性格で、彼女に振り回されながらも、「アドラー心理学」で成長していく。加藤シゲアキの視点で物語が進むため、実質的な主人公ともいえよう。
本作への期待を、ジャニーズに詳しいライターの佐藤結衣氏は次のように述べる。
「加藤シゲアキさんは内省的な性格で、ご存知のように作家としても活躍するほどクリエイティブな資質を持ったタレントです。しかしその分、人見知りなタイプで、NEWSのメンバーには完全に心を許しているのですが、ドラマの現場ではなかなか共演者と打ち解けられなかったり、ジャニーズJr.メンバーとのコミュニケーションを億劫がったりするところがあります。あまり自分に干渉されることを好まないタイプなのでしょうが、アドラー流に言い換えれば、“相手に嫌われたくない”ために人と距離を取っていると見ることができるかもしれません。そういう意味で、今回の役柄を加藤さんが演じるのは、リアリティがあるのでは。
また、刑事役というのもポイント。上戸彩と共演した第6シリーズの『金八先生』(TBS系列/01年)で生徒のひとり、長谷川賢を演じていたときから、真面目な優等生タイプの役柄が多く、最近では『時をかける少女』(日本テレビ/16年)で教師・矢野和孝を演じていました。新米刑事役はこのイメージの延長戦上にあり、とてもハマっているといえます」
香里奈との共演の中で、新たな側面も見ることができる可能性もあるという。