Hey! Say! JUMP知念侑李、俳優としての可能性 二面性あるキャラ&抜群の運動神経が武器に

Hey! Say! JUMP
(C)タナカケンイチ

 V6・岡田准一の『追憶』、嵐・松本潤の『ナラタージュ』、二宮和也の『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』、KAT-TUN・亀梨和也の『PとJK』など、次々と映画の主演が決定していくジャニーズメンバーたち。主演を務めるメンバーは中堅以上が多いが、若手グループのHey! Say! JUMPも映画・ドラマ出演が増えてきている。その中でもここ最近、知念侑李の活躍が目覚ましい。現在公開中の『超高速!参勤交代 リターンズ』、2016年10月22日公開予定の『金メダル男』、2017年夏公開予定の『忍びの国』と次々に映画に出演するほか、地上波でも2016年9月25日放送のテレビドラマ『必殺仕事人2016』(朝日放送系)に出演するなど、演技の仕事に精力的に取り組んでいるのだ。

 Hey! Say! JUMPといえば、中島裕翔の『僕らのごはんは明日で待ってる』、山田涼介の『鋼の錬金術師』、伊野尾慧の『ピーチガール』が2017年に公開予定だ。元々“演技班”としてドラマや映画の仕事が多かった中島・山田のほかに、伊野尾も演技の仕事が増えてきていたが、それに続くように知念が名を連ねてきているようだ。

 知念が初めて演技の仕事をしたのは、SMAP・香取慎吾が主演を務めた『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』。それ以降テレビドラマや映画に出演しているが、決して経験豊富とは言えず、演技の評価も抜群に高いというわけではない。しかし、『先生はエライっ!』の梅野ワタル役や『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)の栗田まこと役など、少年らしさが残る役は知念のはまり役で、その演技力をしっかりと感じることができた。役者としてこれからが楽しみな知念は、伸びしろがまだまだあると思う。

 例えば、二面性を持った役どころも上手く表現できるのではないだろうか。先日行なわれた『超高速!参勤交代 リターンズ』のスペシャルセレモニー&完成披露試写会で、舞台挨拶の際に共演者から誕生日を祝ってもらったり、いじられたりと、愛されている様子が見て取れた。これは、知念の持ち前“人たらしスキル”の賜物だろう。天真爛漫かつ甘えん坊、しかし人見知りで引っ込み思案な部分もあるという知念のキャラクターは、多くのひとに親しまれている。「陽」と「陰」の部分を持ち合わせている知念だからこそ、その両極を表現する役もすんなりと演じられそうである。

 また、持ち前の運動神経を活かし、アクション俳優としての活躍も期待できそうだ。知念の父親は体操のオリンピックメダリストであることは広く知られており、知念はその才能を確実に受け継いでいる。以前、日刊スポーツ静岡版のインタビューでは、こんなエピソードを語っていた。

「小1、2の時、静岡県の体操大会があって、規定種目に出ました。母親に『夏休みだけ練習をして、ちょっと出て』と言われて、出たんですけど、2年とも優勝しました」

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