ヒラリー・クリントンを女性セレブはどう評価? クロエ・グレース・モレッツ、メリル・ストリープらの声

 一方、筋金入りの共和党支持者として有名なクリント・イーストウッドは、トランプ候補に関してはどうも歯切れが悪い。Esquireのインタビューでは、クリントン候補とトランプ候補のどちらを選ぶかという質問に「それはとても難しい質問だね。個人的にはトランプ支持者ではないけれど、最終的にはトランプ候補を大統領に選ぶだろうね」と慎重に答えた。これまでもオバマ政権批判をしてきた彼にとっては、オバマ大統領の後継者であるクリントン候補も否だし、かといって全面的にトランプ支持に回ることもできないという立場のようだ。(参考:http://www.esquire.com/entertainment/a46893/double-trouble-clint-and-scott-eastwood/

 世界を見渡してみると、日本では先頃小池百合子氏が女性初の東京都知事に当選。イギリスではマーガレット・サッチャー元首相以来26年ぶりの女性首相となるテリーザ・メイ新首相が誕生し、ドイツでは初の女性首相アンゲラ・メルケルが活躍中。この女性パワーの波に乗り、クリントン候補が悲願である女性初の米大統領の座に就くことが出来るか否かを世界中が注視している。アメリカ国民は今、爆弾発言を繰り返すトランプ候補か、あるいは富裕層寄りのクリントン候補かの厳しい二者選択を迫られているのだ。

■平野敦子
映画&猫専門フリーライター。著書に『新版 人に育てられたシロクマ・ピース』『ふたつの名前で愛された犬』(以上学研プラス)。猫びより等に寄稿中。年間約400本の映画を鑑賞。旅行中毒で、今後は岩室温泉と長野と北海道を訪問予定。死ぬ前に観たい映画は『哀愁』(笑)。

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