広瀬アリス、なぜ『釣りバカ日誌』ヒロインに? 好調ドラマ版に見る、ツンデレ演技の色気
いざ放送が始まってみると、想定外のツンツンな態度に、「むむ?」「釣りバカファンは怒ってないか?」「テレ東金曜8時の年齢層に受けるのか?」と心配だったが、話しが進むにつれ、ストーリーの面白さと広瀬アリスのジワジワくるキャラの可愛さがハマってきている。実際、ハマちゃんの優しさに触れてチラッと見せるデレぶりと、唐突に出る秋田弁の純朴な魅力により、すでに新たなファンを獲得しているようだ。セブンティーンを読まない世代に、広瀬アリスの素晴らしさを気づかせた作品としては、充分成功しているといえるだろう。
ただ、気になるのはハマちゃんとの関係がなかなか発展しないこと。6話終了の時点で、やっとハマちゃんがみち子さんに対し恋愛感情を芽生えさせたばかりで、残すところあと2話である。物語としてはハマちゃんとスーさんの展開は読めるだけに、みち子さんとのツンデレな関係が映画のようなラブラブな関係になるまで、どう話が転がっていくのかに注目したいところだ。そして、釣りバカでみんなが一番期待している、映画では恒例の“合体”。ここまで前置きが長い合体は、それはそれは燃え上がること間違いないだろう。同作のプロデューサー・浅野太氏はインタビューで、「今、頭を悩ませているのは、ハマちゃんとみち子さんの「合体」をどう描くか。みんな待ってますよね(笑)」と語っているが、果たしてどんな形でその時が訪れるのだろうか。(参考:週プレNews/ドラマ『釣りバカ日誌』プロデューサーが語る舞台裏「みんなが待ってる“合体”を金曜8時でどう描くか…(苦笑)」)
(文=本 手)