【ライトノベル週間ランキング】
『超かぐや姫!』は興収20億を超えるか? ライトノベル週間ランキングで堂々1位に
Rakutenブックスのライトノベル週間ランキング(2026年4月6日~12日)は、桐山なるとによるNetflixオリジナルアニメのノベライズ『超かぐや姫!』(ファミ通文庫)が、1月30日の発売から2ヵ月半が経ってもなお1位に座り続けている。
1月22日から配信が始まったアニメ映画だったが、一部の劇場で2月20日から1週間だけ上映し、劇場で観たいというファンの希望に応える予定だったものが、あまりの人気ぶりから逆に上映館が増え、期間も延びて今も観客動員を増やし続けている。
興行収入もジブリ作品や新海誠監督、細田守監督の作品ではないオリジナルのアニメ映画としては異例の17億円を突破し20億円も視野に入ってきた。雑誌の「CUT」や「anan」に取り上げられることも決まっている。露出が増えれば映画を見る人も増えてノベライズを買う人も増えるといった好循環の中で、今しばらくランキングの上位に入り続けそうだ。
2位以下は人気シリーズの最新刊が並んだ。2位は、川原礫による世界的に人気のシリーズ最新巻『ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングⅧ』(電撃文庫)。反乱軍に捕らえられたエオラインは反乱の首謀者の《魔女》を対面してその狙いを知り脱出を画策。一方でキリトはエオライン救出に向けて《ユナイタル・リング》第二階層の攻略に赴く。世界を広げながらスリリングなドラマを絶えず繰り出して読者を引き付ける手腕が引き続き発揮されているようだ。
3位は顎木あくみ『わたしの幸せな結婚 十』(富士見L文庫)。3月13日の発売から1ヵ月が経っても好位置につけるほどの人気を誇っている。新婚旅行も兼ねた清霞と美世の旧都行きだったが仇敵とも言える土蜘蛛の存在がちらつき始めて激しい戦いへと発展していきそう。
4位は衣笠彰悟の『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編4』(MF文庫J)。綾小路清隆のクラス移籍という驚きの展開で始まった3年生編は、恒例の無人島サバイバル試験を終えた生徒たちに特別試験第2弾のスタートが告知される。完結までハラハラの展開を楽しめそう。4月からはTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season』が始まり、こちらは2年生編が描かれている。評判になれば小説の2年生編が再浮上してくることもあるかもしれない。
5位は三上延による古書店が舞台のミステリシリーズ最新巻となる『ビブリア古書堂の事件手帳Ⅴ~扉子と謎めく夏』(メディアワークス文庫)。栞子から娘の扉子へと”主役”が移ったシリーズの第5弾では、シャーロック・ホームズの本をめぐった推理劇を楽しめそう。
6位は佐伯さんによる人気シリーズの初のスペシャルブックとなる『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 special book』(GA文庫)。ドラマCDに収録されたストーリーのノベライズや、読者アンケートで人気が高かったテーマを元にした書き下ろし短編を収録。はねことが担当するイラストのギャラリーも掲載されていて、従来からのファンも、2期が放送中のTVアニメで関心を抱いた人も楽しめる1冊となっていそう。
7位は本編が完結した鴨志田一の「青春ブタ野郎シリーズ」の特典小説などを収録した短編集第2弾にスペシャルドラマCDが付いた『【ドラマCD付き特装版】青春ブタ野郎はドクターピッグの夢を見ない+』(電撃文庫)。教員採用試験の1次試験を突破した梓川咲太に桜島麻衣と牧之原翔子からお祝いが贈られ、2次試験に向けた模擬面接も行われるといったストーリーを楽しめそう。10月9日発売予定。
8位は大森藤ノの「ダンまち」シリーズから『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ』(GA文庫)がランクイン。TVアニメの第5期から本格的に登場しては、主神フレイヤへの熱い信心ぶりとヒーラーとしての凄まじい能力を見せて注目を浴びたヘイズ・ベルベットを取り上げ、その過去を見せてくれそう。一段の活躍が期待できそうな本編及び外伝の最新刊登場を前に読んでキャラへの理解度を深めたい。
9位は榎宮祐による人気シリーズの3年ぶりとなる最新巻『ノーゲーム・ノーライフ13 ゲーマー兄妹たちは『魔王』を討つ(すくう)ようです』(MF文庫J)。様々な種族の間の争い事をゲームによって決めることになっている世界を舞台に、現代の日本から召喚されたゲームが得意な人間の兄と妹が数々のゲームに挑み勝利し続ける作品で、最新巻では妖魔国で魔王が相手の戦いが繰り広げられる。15年目に入ってなお進み続けるゲームの行方を見据えつつ、完結まで追い続けたいシリーズだ。
10位は中村颯希『ふつつかな悪女ではございますが12 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 小冊子付特装版』(一迅社ノベルス)。金領での騒動から帰路に就く主人公達を描く「雨の黄家帰省」編にオール書き下ろし64ページ小冊子や、描き下ろしTVアニメ収録レポ漫画が掲載された小冊子が付いている。
11位以下では、4月からTVアニメが始まった暁佳奈の「春夏秋冬代行者」シリーズから、26位に『春夏秋冬代行者 夏の舞 下』(電撃文庫)、28位に『春夏秋冬代行者 夏の舞 上』(電撃文庫)が2022年の発売から4年を経て登場。アニメ化がきっかけでの再浮上と言えそうだが、放送中のエピソードは第1巻と第2巻の『春夏秋冬代行者 春の舞』にあたる部分。アニメを見て『春の舞』も読み終えた人が、続きを読んでみたいと思ったのかもしれないといった想像が浮かぶ。
※参考:Rakutenブックス「ライトノベル 週間ランキング」