ダガー賞(翻訳部門)受賞 王谷晶によるエッセイ集『40歳だけど大人になりたい』重版決定

 王谷晶『40歳だけど大人になりたい』(平凡社)の重版が決定した。

 日本時間2025年7月4日、世界で最も権威あるミステリー文学賞であるダガー賞(英国推理作家協会主催)翻訳部門の受賞作品として、王谷晶の小説作品『ババヤガの夜』英訳版(The Night of Baba Yaga/サム・ベット訳、Faber & Faber刊/原書:河出書房新社刊)が選出された。

 日本人作家初の快挙である同賞の受賞を機に、このたび王谷晶のエッセイ集『40歳だけど大人になりたい』(平凡社)の緊急重版が決定。

 2023年に刊行された本書では、40代を迎えた王谷の「もうとっくに大人のはずだけど、思い描いていた大人と違う」「この先どんな大人になったらいいのだろう?」という問いから始まるエッセイ集。「老いと大人」「運動と大人」「お金と大人」「リレーションシップと大人」「後悔と大人」など、生きていくうえで誰もが避けて通れないトピックの数々がつづられている。

■著者プロフィール
王谷晶 Akira Outani
1981年、東京都生まれ。著書に『完璧じゃない、あたしたち』『ババヤガの夜』『君の六月は凍る』『他人屋のゆうれい』『父の回数』、エッセイ集に『カラダは私の何なんだ?』『40歳だけど大人になりたい』などがある。2025年7月、『ババヤガの夜』英訳版 The Night of Baba Yaga(サム・ベット訳、Faber & Faber刊)でダガー賞翻訳部門を受賞。

■書誌情報
『40歳だけど大人になりたい』
著者:王谷晶
価格:1,870円(税込)
初版発売:2023年4月
出版社:平凡社

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