「新紙幣」プレミア札が話題沸騰、新1万円札・ナンバーが777777ならいくらになる?
■20年ぶりの新札でSNSは大盛り上がり
7月3日から新札の発行が始まった。SNSでは既に手に入れたという人が写真をUPしている。朝から銀行に並んで入手した人もいるようだ。デザインについては賛否両論あるものの、世界初の技術といわれる偽造防止技術「3Dホログラム」はネット上で話題になっており、わざわざ動画を撮影し、UPしている人もいる。
ちなみに筆者はコインコレクター歴30年くらいなのだが、新札は……銀行に行く余裕がなく、未だにゲットできていない。お釣りで回ってくるかなと思い、コンビニでの商品購入の際に1万円札を出してみたが、野口英世の1000円札が大量にゲットできただけであった。旧札と新札が入れ替わるまでは1年ほどかかるといわれ、しばらく混在する状態が続くと思われる。
さて、ネットニュースも新札関連の話題で盛り上がっているが、なかでもプレミアがつくといわれる“珍番号(通称:珍番)”に関心が集まっている。珍番号とは読んで字のごとく珍しい番号のことだ。
お札にはAD564076ERとか、RT651112KLといった具合に通し番号がプリントされている。この番号が111111などのぞろ目だったり、000001のような最初の番号、もしくは100000などのキリ番だったりするとプレミアがつくというものだ。こうした珍番号だけを集めるコレクターもいて、オークションサイトを見ると額面の何倍もの価格で取引されていることが珍しくない。
■新札のナンバーが777777なら、いくらになる?
さて、そんな珍番号のお札を早くもゲットしたという人が登場し、Xに画像をUPしている。OCKBONEさんの義母が手に入れたのは、AA777777WJとプリントされた新1万円札だ。
果たして、この新1万円札がオークションサイトに出たらいくらになるのか、気になるところだ。国内最高峰のコインオークションである「銀座コインオークション」や、ネット最大のオークションサイト「Yahoo!オークション」の過去の履歴を遡ってみると、777777の福沢諭吉の旧1万円札は5~7万円で落札された事例が多い。新1万円札の場合、まだ落札記録はないものの、発行されたばかりで話題性があるので、今なら10万円以上で落札される可能性もある。
もし、前後のアルファベットがAA-WJではなく、最初期に製造されたことを示すAA-AAであれば、とんでもない値段に跳ね上がることもあり得る。かつて、銀座コインオークションにA777777Aの福沢諭吉の旧1万円札(1984年発行開始のもの)が出た際には、68万円で落札された(新札からAA-AAスタートになっているが、以前はA-Aからスタートしていた)。
額面の68倍というとんでもないプレミアだが、画像をよく見ると折れ目があり、流通した形跡がある。もしこれがピン札であれば、100万円以上の評価がつく可能性があるかもしれない。また、この旧1万円札はナンバーの色が褐色であり、1993年に発行が始まったものである。1984年の最初期から刷られたものはナンバーが黒色であり、そちらであればさらに凄いプレミアがついた可能性もある。
なお、AA-AAとまではいかないものの、アルファベットがEE-EEだったり、GG-GGだったりする場合も、通常のアルファベットの組み合わせよりも高額になりそうだ。ちなみに、ヤフオクではF777777Fの福沢諭吉の旧1万円札が23万3010円で、さらにもう一代前の福沢諭吉の旧1万円札でMM777777Mのものが20万2000円で落札された記録がある。
こうした超レアなお札が巡ってくる可能性は限りなく低いし、もしコンビニのお釣りでゲットできたら宝くじに当たったような気分になること間違いなしだろう。いずれにせよ、誰の財布の中にも入ってくる可能性があるわけで、興味をもった方はナンバーをチェックしてみてはいかがだろうか。