宮下草薙・宮下兼史鷹、漫画家デビューで憧れの藤田和日郎に感謝 SNSで“師弟”のあたたかな交流続く

 『うしおととら』『からくりサーカス』、直近では『三日月よ、怪物と踊れ』などのヒット作で知られる漫画家の藤田和日郎氏と、お笑いコンビ宮下草薙の宮下兼史鷹がX(旧Twitter)上であたたかな交流を見せた。

 二人の出会いは、2022年2月放送の深夜番組『まんが未知』(テレビ朝日系)でのこと。宮下が弟の史久将氏を作画担当に据え、原作者として漫画家デビューを目指すなかで、『潜入勇者』という作品のネーム(※漫画の内容がわかるラフな下描きのようなもの)をチェックしたのが藤田だった。幼い頃から藤田作品の大ファンだったという宮下兄弟は、その仕事場を訪れて大感激。「第一話」を描く上でのポイントから、キャラクターの作り方、作画のテクニックまで、細やかで実践的な指導を受け、デビューに向けて邁進してきた。

 そして9月19日、小学館のデジタル漫画サービス「サンデーうぇぶり」上で、全3話の『潜入勇者』が掲載。 宮下はX上で「藤田先生!先生の熱いアドバイスのおかげでサンデーうぇぶりにて漫画を掲載させて頂けました!まだまだ未熟な出来ですが、兄弟でもてる熱意を全て注ぎ作りました」として、「お時間よろしければ読んでいただけると幸いです。ご報告遅くなりすみません」と呼びかけた。

 これに対して“師匠”の藤田氏は、「前にテレビ「まんが未知」で見せてくれた『潜入勇者』のネーム。ついに漫画になったね」と反応。「兼史鷹さん、色々あれから手直しして、大変だったでしょー。作画の史久将くんも、一生懸命に作画を頑張ったことが、凄い良くわかります。3話全部読ませてもらいましたー」と宮下兄弟を労った。安易に「面白かった」で片付けず、番組で見せたように愛のある言葉を投げかけている。

 『潜入勇者』の舞台は、大魔王の登場によって人類が“餌”に転落したファンタジー世界。人間を捨てて魔物の姿になり、魔王の信頼を得て背後から刺すーーという使命を帯びた「潜入勇者」の活躍を描いた物語で、新人勇者“クルス”(クリーチャーネーム)とベテラン勇者で実力者の“グリヴルム”のバディ、そして“悪”のイメージとはかけ離れたターゲット・魔王ベクシンスキーのキャラクターがいい。

 本作は3話でうまくまとめられているが、「続きが読みたい!と思ったら、拍手で応援お願い致します!」とのコメントが添えられており、読者からは続編を求める声も上がり始めている。未読の方はチェックしてみてはいかがだろう。

■サンデーうぇぶり『潜入勇者』
https://www.sunday-webry.com/episode/14079602755209135423

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