読書家の稲垣吾郎、『ななにー』ファミリーに本をレコメンド 視聴者へのおすすめは朝井リョウの10周年記念作

 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『新しい別の窓』(ABEMA※以下、『ななにー』)の6月放送分では、稲垣が“『ななにー』ファミリー“こと、EXIT、キャイ~ン、みちょぱ(池田美優)のレギュラー出演メンバーに、本をおすすめするシーンがあった。この日、残念ながら体調不良で稲垣は生放送を欠席したため、直接本人の口から解説を聞くことはできなかったが、置き手紙のような形で紹介された。

■兼近大樹(EXIT)へのおすすめ本
『変な家』

 「発売したのは2021年7月にもかかわらず、いまだに各所店舗でコーナーを設けられるほどのロングセラー」と紹介された不動産ミステリー。表紙に描かれた間取り図に違和感を持ったら、ページをめくらずにはいられない。草彅も「これいーなー!」とさっそく食いつくほどだ。また映画化も決定しており、今後ますます注目を集めること必至の話題作。読書好きな兼近だがまだ読んでいないというちょうどいいタイミングでのおすすめになった。

■りんたろー。(EXIT)へのおすすめ本
『夜明けの街で』

 新婚のりんたろー。に「不倫をすると色々なことに巻き込まれてしまうから気をつけてとアドバイスも含めて」とおすすめされたのが東野圭吾による不倫ミステリー。「そんな浮ついた気持ちないですって!」というりんたろー。だが、本作の主人公も「不倫する奴なんてバカだと思っていた」というタイプだから油断はならない。稲垣のシニカルなイジりを感じられて面白い一幕だ。

■みちょぱへのおすすめ本
『ビューティフルからビューティフルへ』

 2022年に18歳で文藝賞を受賞した“ギャル小説家“日比野コレコによるデビュー作。今年2月5日放送の「インテリゴロウ」のコーナーにも出演しており、稲垣はもどかしい恋愛感情を「好きで好きでたまらなくて、骨が1本無駄に生えてきそうだった」と表現したユニークなセンスを気に入っていたのが印象的。「読書が苦手な人でも楽しめる」と、普段あまり本を読まないというみちょぱにおすすめしていた。『一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』

 続いて、みちょぱにはもう1冊「幼少のころを思い出して、こんなことを考えていたかもとほっこりする」と紹介されたのが、著者の鹿島和夫が担任した小学校一年生たちと交換日記「あのね帳」をもとにした54篇のつぶやきが収められた1冊。みちょぱにおすすめしているということは、もちろん稲垣がこれらのつぶやきにフフッと口角を上げているのを想像して、また微笑ましくなった。

■天野ひろゆき(キャイ~ン)へのおすすめ本
『老人ホームで死ぬほどモテたい』

 「上坂あゆ美さんの人生や感じたことが125首の短歌で独特に表現。タイトルの意味は読んでのお楽しみ」と意味深なコメントで興味を引く稲垣。「短歌」と聞くと少々敷居の高さを感じる人も少なくない。しかし、このフランクなタイトルのおかげでそんなハードルを感じることなく手に取れる。実際に天野も「なんでわかったの? 俺の夢!」なんてリアクションで笑いを誘い、抜粋された短歌を読んで「面白い!」としっかり心を掴んでいたようだ。

■ウド鈴木(キャイ~ン)へのおすすめ本
『マナティとぼく』

 アメリカマナティの魅力を収めた写真集。フォトグラファーの馬場裕が、フロリダ州・クリスタルリバーに20年間に通って撮りためたものだそう。稲垣は「フォルムが似ているジュゴンに人気を取られがちだけど、見てるだけで癒やされるマナティの写真がたくさん!」と紹介。その愛らしい見た目がウドに似ている、ウッディ(ウドの相性)とマナティの“ィ”が一緒だとも盛り上がったが、その意図が稲垣にもあったのか聞きたいところだ。

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