【ライトノベル最新動向】「とあるシリーズ」フレンダの新シリーズ登場 「お隣の天使様」も好調続く

 アニメ化が発表になったのは日向夏「薬屋のひとりごと」シリーズも同様だが、以前から新刊が出るたびに予約の段階から好調を見せていた。最新刊の『薬屋のひとりごと13』も発売前からのランキング1位を今週も維持。西都を舞台にした大騒動が決着し、都へと戻ってきたばかりということもあって、短いエピソードを並べて、いったん落ち着きを取り戻させようとしている。その中に、皇位争いの種も仕込まれていて今後の騒動を予感させているところが巧みだ。

 シリーズ作品が多くランキングしているのが大森藤ノの「ダンまち」。1月24日に発売された本編の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18』が未だに8位と好位置をキープしているほか、3月15日発売の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア14』が20位、4月14日発売の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集1』が26位に入った。

 2月15日に発売だった『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア13』も27位、5月15日発売の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集2』も35位と既刊新刊を問わず厚い支持を集めている。本編で大きな物語が一段落した後だけに、こうしたサイドストーリーやスピンオフ作品を楽しんで息を整え、新たに始まるベル・クラネルの冒険を待ちたい。

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