『SLAM DUNK』武里高校は翌年以降にチャンス到来? インターハイ県予選を面白くした陰の立役者
来年以降、武里高校はチャンス?
そもそも、インターハイ本戦で歴代最強の呼び声高い山王工業を倒した湘北、初戦に岩手県代表の馬宮西に前半終了時点で50対20という圧倒的な点差をつけ、後半開始すぐに主力メンバーを引っこめて104対49の大差で勝利した海南大、この2校に肉薄した陵南は強すぎた。「武里が弱かった」というより、「神奈川県のレベルが高かった」ことは間違いなく、“噛ませ犬”と表現するのは早計かもしれない。
翌年は、各校の主力クラスが卒業する。加えて、映画版の話を持ち出すのはナンセンスかもしれないが、『スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道』に登場した緑風高校が加われば、翌年の神奈川県のパワーバランスは大きく変わる可能性が高い。翔陽高校・藤真から「そんなに悪いチームじゃない」と評された武里にも、十分チャンスがあるのではないだろうか。