King & Prince 岸優太は『Gメン』門松勝太をどう演じる? 原作漫画からキャラクターの共通項を考察

 『週刊少年チャンピオン』で連載されていた漫画『Gメン』が、2022年秋に実写映画化する。主演を務めるのがKing & Prince・岸優太ということもあり、いま同作は幅広い層から注目を集め始めているようだ。

 『Gメン』の舞台は、周囲2km以内に4つの女子校がある男子校・私立武華高校。昔はヤンキー高校であったが、周りに女子校が設立されるにつれて入学希望者が増加。現在では徐々に偏差値が上がってきている。一見すると爽やかな男子高校生が多く、周りの女子校の生徒と交際をしている生徒も少なくない。故に「卒業までの童貞喪失率が驚異の120%」と言われているほど。しかし、G組だけは例外だ。隔離されたボロボロの校舎には所狭しと落書きがされており、生徒は問題児と勉強のできない生徒のみ。ネクタイの色も赤で差別化され、その赤タイを見た女子高生たちは絡まれていたところを助けてもらったとしても、御礼もそこそこに逃げ出していく始末だ。そんなG組に転校してきたのが、主人公で岸が演じる門松勝太だ。

 今回メガホンを取るのは、『おっさんずラブ』シリーズや『極主夫道』(日本テレビ系)、『DIVE!!』(テレビ東京系)を手掛けた瑠東東一郎。ヤンキー漫画であり、ギャグ漫画でもある『Gメン』の世界観を軽快かつ面白く作り上げてくれそうだ。人気漫画の実写映画化は監督と脚本などのスタッフ陣はもちろん、演者とキャラクターのフィット感もかなり重要となる。改めて岸と勝太を思い浮かべてみると、フィットしている部分が少なくないように感じる。実際、岸本人も本作の発表に際して、「演じさせて頂く勝太は何事にも100%でぶつかっていく主⼈公で空回りしてしまうようなところも含めて⾃分と重なる部分があります」と語っているほどだ。

 勝太は、「女の子にモテたい」という気持ちが原動力になっている高校1年生。小柄な見た目から一見気弱なタイプかと思いきや、初日からG組のヤンキーたちにも物怖じせずに溶け込んでしまう社交性の持ち主である。しかも、転校前にいた千葉県・松怒で鍛えられてきたおかげ(?)で、腕っぷしもかなり強い。

関連記事