佐藤健のドSっぷりに期待! 『恋はつづくよどこまでも』原作から読み解く“胸キュンポイント”
上白石萌音と佐藤健が主演を務める火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系列)が、本日1月14日22時より放送される。『恋はつづくよどこまでも』は、小学館「プチコミック」で掲載されていた円城寺マキによる同名漫画をドラマ化したもので、新人看護師・佐倉七瀬(さくら・ななせ)とドクター・天堂浬(てんどう・かいり)の恋愛模様を描くラブコメディ。放送を前に、改めて原作のポイントをおさらいしたい。
王道の少女漫画的展開
『恋はつづくよどこまでも』を手がけた漫画家・円城寺マキは、若い社会人女性を主人公とした王道のラブコメディを得意とする作家。本作もまた、少女漫画的な“お約束”がテンポよく散りばめられている。学生時代、道端で倒れているお婆さんを見つけた七瀬が助けを求めると、偶然通りすがった医師の天堂が現れて、一目惚れしてしまうという“出会い”。5年後、天堂と一緒に働くために努力して看護師となった七瀬だが、実は天堂はドSキャラで思い描いていた人物とは大違いという“ギャップ”。しかも、就職に伴い引っ越したマンションのお隣さんは、なんと天堂という“ミラクル”。あまりにも攻撃的な天堂の性格に、恋心も冷めてしまうかと思いきや、ふとした瞬間に知ってしまう天堂の“本当の優しさ”ーー毎話ごとに胸キュンポイントが盛りだくさんで、気づけば天堂のドSっぷりに夢中! 少女漫画のトキメキをぎゅっと詰め込んだ王道のストーリーは、ファンタジックな“理想の恋”が描かれにくい昨今だからこそ、新鮮に映るはず。
医療現場を舞台に、主人公の成長を描く
医師と看護師のラブコメディというと、白衣の美男美女によるハイクラスな毎日を描くようなイメージもあるが、『恋はつづくよどこまでも』は医療現場のシリアスな現実も描く。常に死と隣り合わせで、患者からのセクハラや長い闘病生活を送る少女との確執など、綺麗ごとだけでは語れない部分もある。天堂に会いたいあまりに看護師となった七瀬は、そんな患者との触れ合いの中で、自身の甘さと向き合い、やがて1人の職業人として天堂の良き助手となるために奮闘する。恋心と同時に、働く女性の成長を描いているのも、本作が支持されている理由だろう。