GANG PARADE THE LAST ROAD Vol.7:ユイ・ガ・ドクソン「大事にしたい日々なのは変わらない」 追い求めた面白さ、貫く好奇心

GANG PARADE ラスト連載:ユイ・ガ・ドクソン

今まででいちばんキツかったことって、タガメを食べたことなんですよ。それくらいです

――当時のギャンパレはBiSやBiSHと比べると正直なところ知名度が低かったですけど、「行くぞ!」という明るいがむしゃらなムードがあったという印象です。

ドクソン:楽しむことに素直になっていた気がします。「楽しいだけじゃダメなんじゃない?」という楽しむことに対する不安、恐怖心とかがあったと思うんですよね。そこから「楽しいなら楽しみ尽くせばいい!」と思えるようになっていた気がします。

――ドクソンさんのソロデビューが決まったのも、この頃の忘れられない出来事です。

ドクソン:総選挙の時ですね。

――1位と2位がソロデビューの権利をもらえる『WACK総選挙』。ドクソンさんは、ソロの「Like a virgin」を2018年6月にリリースしました。1位だったセントチヒロ・チッチさん、2位だったアイナ・ジ・エンドさんよりも、実はソロデビューが早かったんですよ。

ドクソン:私はランク外で、「○位はこれをやる」っていうのがあったなか、たまたまソロデビューの順位(16位)を引き当てていただきました。でも、本当にありがたかったです。

――どちょぱ(ギャルに扮したドクソン)の「Like a virgin」、いい曲です。

ドクソン:私も大好きですよ。どちょぱ、自分でも大のお気に入りです(笑)。

ユイ・ガ・ドクソン / Like a virgin【OFFiCiAL ViDEO】

――楽しい思い出がいろいろ挙がっていますが、ツラかったこととして思い出されることは何かあります?

ドクソン:今まででいちばんキツかったことって、リリイベでタガメを食べたことなんですよ。それくらいですね。それ以外の全部を「おもしろ!」って思いながらできたのは、とてもよかったと感じています。

またギャンパレができると思ってなかった

GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソン(撮影=はぎひさこ)

――今着ているのは、2018年9月リリースの『CAN’T STOP』の衣装ですから、加入して2年くらい経った頃ですね。お気に入りとしてこれを選んだ理由は?

ドクソン:“いちばん”を決めるのって、自分が好きなものであればあるほど難しいです。ライブをする気持ちが整うスイッチ、瞬間って、私にとって衣装で。そういう意味でもひとつを選ぶのは難しかったです。『CAN'T STOP』は、ライブで遊び人と作る景色が思い出深くて、選ばせていただきました。

GANG PARADE「CAN'T STOP」MUSIC VIDEO

――2019年4月に『ブランニューパレード』でメジャーデビューしましたから、『CAN’T STOP』はインディーズでのラストシングルでしたね。メジャーデビューに関しては、どのような思いがありました?

ドクソン:当時、なかなかメジャーデビューが決まらなくて。「ギャンパレだけ話がこない」「どうしよう?」って言ってた(笑)。だから、嬉しかったです。

――大きな一歩を踏み出した2019年でしたけど、翌年にサキさんが脱退。ギャンパレはGO TO THE BEDSとPARADISESに分裂。コロナ禍も始まりましたし、メジャーデビュー後はいろいろなことが重なりましたね。

ドクソン:サキちゃんの脱退の話を初めて聞いた時は、ショックだし、衝撃でしたけど、「何が何でもグループは続けていきたいからやるしかない!」と思っていました。

――分裂は、どのようにとらえていました?

ドクソン:ギャンパレに戻るためとかじゃなくて、「GO TO THE BEDSとして売れるぞ!」という覚悟と気持ちがないといけないと思っていました。

――分裂していた時期に「またギャンパレをやりたい」と思ったことはありました?

ドクソン:またギャンパレができると思ってなかったから、再始動することになったのが嬉しかったです。GO TO THE BEDSの時はGO TO THE BEDSとして生きていたと思います。でも、再始動はやっぱり嬉しかったです。GO TO THE BEDSもあの期間の大事な活動で、大好きなんですけど、ギャンパレの楽曲をできない寂しさはありました。

GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソン(撮影=はぎひさこ)

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