KEY TO LITは“何が違った”のか? 認知の急拡大、未来の国民的グループに相応しい技量……異例スピードデビューの理由

 今冬、KEY TO LITがついにデビューする――。8月17日、東京・大本山 増上寺で開催されたファンクラブ限定イベントにて、KEY TO LITのCDデビューが発表された。メンバーにも完全サプライズだったといい、デビュー決定の文字が映し出されると5人は驚きや喜びをあらわにした。

KEY TO LIT、ユニバーサル ミュージックより今冬CDデビュー FC限定イベントでサプライズ発表

KEY TO LITが、今冬にユニバーサル ミュージックよりCDデビューすることが決定した。  本情報は、8月17日に東京 大…

 岩﨑大昇、井上瑞稀、中村嶺亜、猪狩蒼弥、佐々木大光。彼ら5人からなるKEY TO LITは、STARTO ENTERTAINMENTのジュニア内グループとして2025年2月16日に結成。結成から約2年というわずかな時間でデビューにたどり着くことになる。

 異例とも言える短期間でのデビューを、彼らはなぜ手にすることができたのだろうか。

 デビューまでわずか2年とはいえ、現時点で結成から約1年半。この時間は5人にとってかなり濃い時間だったと想像できる。2025年10月には『ぽかぽか』(フジテレビ系)に5人そろって初のバラエティ番組ゲスト出演を果たし、大きな反響があったことから、2026年4月からは木曜レギュラーに加入。さらに、6月には初の地上波冠特番『キテレツキテル!?』(テレビ東京系)が放送されるなど、テレビで彼らを目にする機会は着実に増えていった。

 まさに『ぽかぽか』がそうだったように、テレビ番組出演では彼らのバラエティ力が存分に発揮され、それがまた次へと繋がっていった印象も大きい。そして、そんな彼らのバラエティ力が磨かれてきた場所といえば、YouTubeだろう。ジュニア公式チャンネルにおいて、KEY TO LITは日曜日の更新を担当し、ゲームや5人旅、運動会企画などのバラエティ企画に挑戦している。定番企画であっても、それぞれが異なる角度から存在感を発揮することで、5人ならではの面白さをオリジナルで作り上げてきた。YouTubeが、メンバー同士の掛け合いや瞬発力、企画への対応力といった、テレビのバラエティでも求められる力を実践的に培う場所になっていたのではないだろうか。

KEY TO LIT【いきなり…プライベート旅】俺たち5人の絆...見てほしい!!

 さらに、YouTubeではバラエティ企画だけでなく、パフォーマンス動画も再生数を大きく伸ばしている。たとえば、昨年10月に公開されたオリジナル曲「KITERETSU FIRE」のライブ映像は本稿執筆時点(8月19日現在)で800万回再生目前。SMAPの「華麗なる逆襲」や嵐の「A・RA・SHI」をカバーしたライブ映像もそれぞれ目を見張る勢いで再生数を伸ばしている。特に「華麗なる逆襲」は、SMAPがライブでファンの前に直接届けることが叶わなかった楽曲でもあり、コメント欄には彼らのファンのみならず、ほかのグループのファンからの称賛の声もあふれている。先輩たちへのリスペクトを忘れず、それでいて自分たちらしさをしっかりと滲ませる姿勢に加えて、彼らのパフォーマンス力の高さは、6月に初出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)などを通してお茶の間にも広がっていった。

KEY TO LIT【華麗なる逆襲(SMAP)】Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL より
KEY TO LIT【A•RA•SHI(嵐)】Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL より

 またデビュー前ながら、CMやアンバサダーなど広告塔としての起用が連続したのも“異例”の出来事だった。猪狩が日清食品「世界のキッチンカー」シリーズのCM出演、中村が「Pureal」のブランドアンバサダーを務めるなど個人での活動も相次ぐなか、グループとしては「TRICKS」のCM出演や「テレ東系卓球スペシャルサポーター」に就任。7月に発売され、5人が初表紙を飾った『anan』2503号(マガジンハウス)は反響を受けて緊急重版となった。個人やグループを問わず、さらにテレビ、YouTube、ライブ、CMや雑誌と、この2年でさまざまな入口からKEY TO LITを知ることができたのだ。

 そして、今回のスピードデビューを考えるうえでもうひとつ重要なのが、5人が歩んできた時間である。KEY TO LITは昨年2月に結成されたが、5人全員が入所から10年以上のキャリアを持つメンバーだ。中村がデビュー発表時に語った「アイドルになって17年。すごく時間はかかったけど、自分にとってはかかるべきというか、かけるべき時間だったのかなと」(※1)という言葉も、彼らの歩みを象徴している。

 歌やダンス、演技、トークなど、それぞれが長い時間をかけて培ってきたものを持つ5人。個々に磨いてきたものが、この2年で一気に開花したのではないだろうか。

 結成からの時間は短くとも、5人が歩んできた時間は長い。さまざまな経験を経て、KEY TO LITとして合流し、個人として、そしてグループとしてお茶の間に見つかりはじめ、旋風を巻き起こしつつある今だからこそ、彼らはデビューの切符を掴むことができたのだろう。新たなスタートラインに立つ5人の躍進が楽しみだ。

※1:https://hochi.news/articles/20260817-OHT1T51208.html

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