久保田利伸、小田和正、鈴木雅之、德永英明、岡村靖幸……ソロ活動40周年、令和の今も第一線で輝くシンガー
久保田利伸、德永英明、鈴木雅之、小田和正、岡村靖幸。彼らは今年、ソロとしてデビュー40周年を迎える男性アーティストだ。それぞれ独自の音楽性を極めながら、今も第一線で活躍し続けている。本稿では、彼らのデビュー曲、そして最新の活動を紹介しながら、シーンにおける存在感について改めて考えてみたい。
久保田利伸
久保田利伸はYAMAHA主催のコンテストでボーカリストとして評価された後、デビュー前からソングライターとして多くのアーティストに楽曲を提供。その後、1986年6月21日に『失意のダウンタウン』でメジャーデビューを果たし、その卓越した歌唱力とリズム感によって音楽シーンに新風を吹き込んだ。また、「Missing」や「LA・LA・LA LOVE SONG」などの大ヒット曲を通して、J-POPとR&B、ソウルミュージックを結びつけた象徴的な存在である。
昨年からデビュー40周年を記念したホールツアー『40th Anniversary Tour 2025-26“Big up!”』を行い、春にはアリーナツアー『40th Anniversary Arena Tour 2026「Big up! “Supreme”」』も開催。3月11日にはベストアルバム『THE BADDEST 〜Son of R&B〜』をリリース。久保田の選曲によるこだわりのR&Bナンバーを集め、自身の表現者としてのコアを提示した。ビッグヒットを持つアーティストだが、今なお音楽そのものを主役に据えて、実直な活動を続けている。
徳永英明
1986年1月21日、シングル『Rainy Blue』とアルバム『Girl』の同時リリースでメジャーデビューしたのは德永英明は、数多くのオーディションを経て、24歳でデビューを果たした。当時からその唯一無二の透き通った歌声の魅力を存分に発揮し、「輝きながら…」や「壊れかけのRadio」といったバラードソングを次々とヒットさせ、音楽シーンを駆け上がった。
彼の活動における重要な節目は、2005年から始動したカバーアルバム『VOCALIST』シリーズだろう。自身の歌声と向き合い、多くの名曲を歌い継ぐこのプロジェクトは幅広い世代に彼の歌声を印象づけた。今年1月には11年ぶりとなるカバーアルバム『COVERS』をリリース。現在は全国ツアー『Hideaki Tokunaga 40th Anniversary Concert Tour 2026 COVERS & BEST』を開催中だ。自作曲に留まらず、音楽そのものを追求する姿勢はシンガーの在り方を更新したと言えるだろう。
鈴木雅之
1980年にシャネルズとして『ランナウェイ』でデビューし、1986年2月26日にソロデビューした鈴木雅之。ドゥーワップやブラックミュージックを基調とした洗練された歌唱はソロとしても健在。ソロ1stシングル『ガラス越しに消えた夏』のようなニューミュージック調の楽曲をはじめ、「違う、そうじゃない」やラッツ&スターの楽曲である「め組のひと」といったインパクトある楽曲でもその確かなボーカルを響かせて活動を重ねてきた。
グループデビュー45周年、ソロデビュー40周年を迎えた2025年から2026年にかけてはベストアルバム『All Time Doo Wop!!』やデュエットベスト『MARTINI DUET DELUXE』をリリースし、そのキャリアを総括。2026年は、70歳とソロ40周年を祝うツアー『masayuki suzuki taste of martini tour 2026 Step123 season2 “70 / 40th anniversary“』を展開。今なお若手アーティストとのコラボレーションも積極的に行い、絶えずファン層を広げながら第一線を走り続けている。