ENHYPEN、LE SSERAFIM、&TEAM、CUTIE STREET:『Weverse Con Festival』ジャンルや国境を越える“ニュートピア”

「Weverse Con」DAY 2:&TEAM、CORTIS、LE SSERAFIMらが繰り広げる熱演

 KSPOドームで両日18時から開催された屋内公演「Weverse Con」。例年話題となるトリビュートステージにはRAIN(ピ)が両日出演したほか、DAY2ではP1Harmony、CORTIS、TWS、&TEAM、LE SSERAFIM、ジェジュン、HIGHLIGHTといった豪華アーティストが一同に介し、ここでしか見られないスペシャルなステージを繰り広げた。

P1Harmony

KIM JAE JOONG

HIGHLIGHT

CORTIS

 トップバッターを務めたP1Harmonyが大いに会場を盛り上げた後、颯爽とステージに登場したCORTIS。2025年8月デビューと活動キャリアは浅いながらも、姿を現した途端に客席から割れんばかりの歓声が上がる。1曲目「TNT」から圧倒的なカリスマを見せつけ、続く「REDRED」では超巨大なシンガロングが起こる。まさに無敵。そう形容するしかないほど、彼らからは自信とパワーが漲っていた。「FaSHioN」「YOUNGCREATORCREW」とトラップ曲を立て続けに披露したセクションは特に痺れた。丹精なビジュアルにはアイドル的な魅力が溢れているのだが、メンバー自らが制作する楽曲はキャッチーでありながらも、根底にはドープなHIPHOPのエッセンスが散りばめられている。彼らがパフォーマンスするから“ポップス”になる、という感覚すら覚える。約25分、あっという間のステージ。HIPHOPに根差した鋭利な音楽、10代中心に構成されたユース特有の“やんちゃさ”を感じさせるステージでの立ち居振る舞い、すべてが魅力的。スターグループの誕生を感じずにはいられなかった。

TWS

 CORTISの熱狂のが冷めやらぬなか、会場に爽やかな風を吹き込んでくれたのがTWSだ。ポップでカラフル、笑顔に溢れるステージは観客を心から楽しませた。ハウスを基調とした「You, You」で軽快なスタートを切ると、「GO BACK」「All the Possibilities」と“君”へのポジティブな感情をストレートに伝える曲を続けてファンに対する想いを示す。どこまでもピュア。キャリアを重ねていくなかで大人へと成長しているものの、TWSの核心はぶれることがない。HANJINが足首の靭帯の負傷で椅子に座ってのパフォーマンスではあったが、メンバーが彼に駆け寄っていく様子さえも青春の1ページを見ているようで微笑ましい。終盤は「Nice to see you again」「Countdown!」とつなげ、終始ハッピーなムードを絶やすことなくラストソング「OVERDRIVE」まで駆け抜けた。

&TEAM

 9人という大所帯グループでありながらも、1曲目「We on Fire (Korean ver.)」からダンサーを引き連れ、より一層迫力のあるダンス&ボーカルを見せた&TEAM。グループ最大規模のアジアツアーを開催中ということもあり、パフォーマンスに一切の余念はない。「Lunatic」「MISMATCH」では妖艶なステージで観客を魅了しながらも、「ホットライン」ではセンターステージを右から左へと移動し、観客と密なコミュニケーションをとってくれる。グループ/個々人の技量で魅せるのはもちろんだが、エンターテイナーとしてのフレンドリーさも忘れない。会場が一体となって楽しめる空気を作る手腕が際立っていた。ラストは「Bewitched (Korean ver.)」でクールに締め、大歓声の中でステージをあとにした。

LE SSERAFIM

 LE SSERAFIMはCHAEWON不在ではあったが、堂々としたステージで風格を見せてくれた。「CELEBRATION」の獰猛なビート、鮮やかなパフォーマンスで瞬く間に会場の空気を掌握。そこから「Eve, Psyche & the Bluebeard’s wife」「CRAZY」と続くわけだが、ライブで真価を発揮するヒット曲の強さ、ひいてはLE SSERAFIMというグループの存在の大きさをまざまざと見せつける。「Fire in the belly」ではラテンのリズムに乗せて、センターステージを縦横無尽に練り歩きながら情熱的な姿を見せる。そして新曲「BOOMPALA」は期待値の高さからか、一際大きな歓声が起こった。SNSでミーム化してる冒頭の振り付けから始まり、シンプルだからこそ耳に残る〈Boompala boompala boompala yeah〉のリフレイン、そこに「恋のマカレナ」のサンプリングが重なる混沌としたダンスチューンには否が応でも体が反応してしまう。ラストは「SPAGHETTI  (Member ver.)」を披露し、“これぞLE SSERAFIM”と爪痕を残してステージを終えた。

RAIN(ピ)

 トリビュートステージは毎回レジェンドアーティストを招いたパフォーマンスが話題だが、今年は2002年にデビューし、日本においても韓流ブームをリードしたRAIN(ピ)が登場。アーティスト、俳優として国境を越えて活躍し、2006年には米国週刊誌『TIME』の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれたことがある彼だが、47歳にしてその肉体美とパフォーマンスは健在だ。

 同ステージは、aoenによる「Switch to Me」、&TEAMによる「Love Song」という後輩グループによるRAIN(ピ)のカバーからスタート。RAIN(ピ)の原曲が持つ大人な空気が&TEAMと化学反応を起こした結果、この日一番と言える黄色い大声援が飛んでいた。そして、いよいよ登場したRAIN(ピ)。2017年にリリースし、それから数年後にバズを起こした「GANG」。真っ白なスーツに身を包む彼はレジェンドの貫禄たっぷりだ。「It's Raining」ではステージに雨が降り、タンクトップ姿でより際立つ屈強な肉体、重心の低いパフォーマンスから滲み出る“男の色気”が凄まじい。コラボステージではSOOBIN(TOMORROW X TOGETHER)と「How to Run From the Sun」「Bad Guy」「I Do」をデュエット。2000年代特有のムーディーなR&Bが、後輩と共に歌われることで新たな輝きを放つ感動的な場面だった。序盤のHIPHOPモードから一転、タキシードで歌い踊るRAIN(ピ)の姿は、ショーマンとしての円熟味を感じさせた。

 SOOBINとのコラボを経て、終盤戦へ。バラードで落ち着いた会場のムードを打ち破る「Rainism」では〈bad boy〉のコール&レスポンスで客席の熱を高め、続く「LA SONG」では〈LA LA LA〉の大合唱も。そしてラストソング「30 Sexy」ではダンサーを引き連れ、雨の演出の中でエンターテインメント満載のステージを展開。曲のアウトロと共に、雨と汗で濡れたRAIN(ピ)がセンターステージからメインステージへ堂々と、それでいて軽やかに歩く姿は紛れもなくスーパースター。すごいものを見た、そんな余韻が胸に残り続ける特別なステージだった。

「Weverse Con」DAY 1:ライブ写真

AMPERS&ONE

QWER

82MAJOR

WENDY

PLAVE

RAIN

BOYNEXTDOOR

(文=泉 夏音)

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