IS:SUE、RIN活動再開後初のツアーファイナルで示した“4人”の意味 手を取り進み合う決意と自信
IS:SUEが『2026 IS:SUE 1ST TOUR FINAL - IS:SUE IS COMING』を5月24日に東京ガーデンシアターで開催した。
RIN、NANO、YUUKI、RINOからなるIS:SUEは、“異種”なNEW HEROとして、他のどこにも属さない存在感を提示してきた。本公演は、2025年12月よりスタートしたグループ初の全国ツアー『2025 IS:SUE 1ST TOUR - IS:SUE IS COMING』の追加公演にしてファイナル。IS:SUE史上最大キャパの会場で行われたことに加え、休養していたRINが活動を再開し、4人で迎えるツアーファイナルという点でも、グループにとって大きな節目となる一夜だった。
つまりこの日は、初の全国ツアーを締めくくる場であり、1stアルバム『QUARTET』を経た現在地を示す場であり、再び4人でステージに立つ意味をREBORN(IS:SUEのファンの総称)と確かめ合う場でもあった。デビューからまだ2年に満たないグループが、どのように自分たちの物語を更新していくのか。その答えを待つような熱気が、開演前から会場全体に張りつめていた。
開演前、スクリーンには宇宙空間を思わせる映像が映し出され、「not wrong, just different」「IS:SUE is coming」というメッセージが浮かび上がる。正しい/間違いではなく、ただ違うだけ。IS:SUEがデビューから掲げてきた“異種”というアイデンティティを、改めて言葉にしたような導入だった。
暗転ののち、2階ステージに4人が姿を現すと、会場から大きな歓声が湧き起こる。オープニングを飾ったのは、デビュー曲「CONNECT」。NANO、RINO、YUUKI、RINが再び横並びに立つ。その光景だけで、REBORNがこの日をどれほど待っていたのかが伝わってきた。続く「SHINING」では、メンバーが1階ステージへ降り立ち、YUUKIのセリフを合図に一気に熱量を上げていく。「Phase」ではコールも加わり、ステージと客席の距離が早くも縮まっていった。
最初のMCでは、まずYUUKIが「みなさん楽しんでますかー?」と明るく呼びかけ、会場の熱気をさらに引き上げる。ステージに出てきた瞬間に泣いてしまったことを自ら明かすと、客席には温かな笑いも広がった。大きな会場に立つ高揚感と、4人でファイナルを迎えられた安堵。その両方が、序盤のMCから伝わってくる。NANOはリーダーらしく、まっすぐに言葉を届けながらライブへの意気込みを語り、RINが挨拶でマイクを持つと、客席からはひときわ大きな歓声が上がった。RINOの「REBORNのみんな本当にありがとう」という言葉にも、この日を一緒に迎えられたことへの感謝が込められていた。
ライブ中盤の「コエ」は、アコースティックバージョンで届けられた。RINOの繊細な歌い出しから、YUUKI、NANO、RINへと歌がつながれていく。音数が抑えられているぶん、4人それぞれの声の揺れや息遣いがより近くに感じられた。ダンスパフォーマンスの強さを武器にしてきたIS:SUEが、この場面では声の温度だけで会場を満たしていく。筆者の近くでも、ハンカチで目元を押さえるファンの姿が見られ、静かな啜り泣きも聞こえてきた。
「Butterfly」では、しなやかさと力強さを兼ね備えたパフォーマンスで会場の空気を変えた。アウトロではNANOとRINによるユニットダンスも披露され、2人の動きが重なるたびに客席の視線がステージへ引き寄せられていく。続く「STATIC」、スタンドマイクを使った「Any Minute」では、楽曲ごとに表情を変えながら、IS:SUEのパフォーマンスの幅を見せた。