乃木坂46、梅澤美波卒業で迎える節目 『14thバスラ』に刻む3代目キャプテンとしての集大成、未来を切り拓いた功績
乃木坂46の3代目キャプテン・梅澤美波がグループから卒業する。
卒業の場となるのは、『乃木坂46 14th YEAR BIRTHDAY LIVE』(以下、『14thバスラ』)。公演は東京ドームにて5月19日から21日までの3日間にわたって行われ、最終日となるDAY3は『梅澤美波 卒業コンサート』として開催される。さらに、41stシングル『最後に階段を駆け上がったのはいつだ?』は梅澤にとって最後の参加シングルとなり、同作にはソロ曲「もう一つの太陽」も収録。その意味で、今回の『14thバスラ』は梅澤美波というメンバーの歩みを振り返る場であると同時に、乃木坂46が次のフェーズへ進む重要な転換点にもなりそうだ。
加入時から芽生えていた“乃木坂46”への責任感
筆者が梅澤についてまず思い出すのは、「乃木坂46という場所を大切にしているメンバー」という印象である。2016年に3期生として加入した当初から、梅澤にはグループへの憧れと責任感の両方が見えていた。高身長を活かしたステージ上での振る舞い、1期生 白石麻衣へのまっすぐな憧れ、乃木坂46が持つ美しさやしなやかさを自分のものにしようとする姿勢。加入して間もない時期から、彼女は「乃木坂46の一員としてどう立つか」を常に考えているように思えた。
3期生の中での梅澤の立ち位置も、早い段階からはっきりしていた。大園桃子、山下美月、久保史緒里、与田祐希ら、それぞれに強い個性を持つメンバーがいる中で、梅澤は全体を見渡す位置に立つことが多かった。自分が前に出るだけではなく、同期が前に出る時にどう支えるか。3期生がグループの中で存在感を強めていく過程で、梅澤は自然と“まとめ役”としての役割を担っていった。メンバーの個性を理解し、場面ごとに自分の見せ方を変えられるバランス感覚があったからこそ、梅澤は3期生全体を見渡す存在になっていった。
その素質がより明確になったのが、キャプテン就任以降である。2023年2月の『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』で、梅澤は秋元真夏からバトンを受け取り、3代目キャプテンとなった。当時の乃木坂46は、1期生、2期生の卒業が続き、グループの中心が3期生以降へと本格的に移っていく時期だった。桜井玲香が築いた柔らかな存在感でグループをまとめ上げるキャプテン像、秋元真夏が見せた親しみやすく包み込むようなキャプテン像。その次を担う梅澤には、先輩たちの色を受け継ぎながらも、自分たちの世代の乃木坂46を形にしていくという重要な役割が求められていた。























