JO1がドームで紡ぐ“永縁”の物語 歩んできた道のりを確かめ合い、想いを重ねたステージに

JO1がドームの会場で紡ぐ“永縁”の物語

 JO1が、4月8日・9日の2日間、東京ドームにて『JO1DER SHOW 2026 'EIEN 永縁'』を開催した。彼らが東京ドームに立つのは、昨年4月以来1年ぶり。さらに今年初の単独ライブということもあり、2日目の4月9日は平日早い時間からの開演だったが、大勢のJAM(JO1のファンの呼称)が会場に駆けつけた。

 今回の公演のテーマは『'EIEN 永縁'』。これまでにJO1が紡いできた縁や運命と共に前へ進むことの決意を表現するべく、メインステージの奥には‘永縁’という名の大樹が鎮座している。そしてライブ自体も、その樹を中心に物語を展開。映像(VCR)とステージが見事にリンクした、コンセプチュアルライブ『JO1DER SHOW』の真骨頂と言える演出が大きな見どころだ。

 そんなライブのオープニングを飾ったのは、2023年9月リリースの『EQUINOX』より、リード曲「Venus」。ステージ上段から満を持して登場したメンバー達が、生バンドによる迫力のある演奏と共に階段を降りていくと、凄まじい歓声が彼らを包み込む。次の瞬間、ボーカルリーダーの河野純喜のソウルフルなハイトーンボイスが合図となり、東京ドームは大きく揺れた。希望の光が溢れた同曲から一転し、いちだんと熱を帯びたオレンジが染め上げたのは、川西拓実の歌声がリードした「ICARUS」と「MONSTAR」のメドレー。「ICARUS」の〈もっと飛べ〉というフレーズでは、パフォーマンスリーダーの川尻蓮が高くリフトされ、蝶のように華麗に羽ばたく。「MONSTAR」では、全員で上を目指していくという強い意志を込めて、一糸乱れぬダンスを見せつけた。リリース時期こそ違うものの、歌詞やコンセプトがリンクしているこの3曲は、本公演において『'EIEN 永縁'』の物語を紡ぐ重要なポイントとなっているようだ。

 多彩なユニット曲をはじめ、本公演には初披露曲が多数用意されていた。そのうちの1曲、JAMの間で“幻”とされていた「Dot-Dot-Dot」では、西部劇のバーのようなセットがスタンバイ。金城碧海がカウボーイハットをクールに投げると、観客の視線はステージに釘付けに。最年長リーダーの與那城奨がグラスから酒を飲み干すような仕草をしたり、白岩瑠姫が指で作ったピストルにセクシーに息を吹きかけたり、次々にJAMのハートを撃ち抜いていく。また、JO1の代表曲と言える「SuperCali」「BE CLASSIC」「Handz In My Pocket」も、ドーム公演ならではの新たなアレンジに。「SuperCali」「BE CLASSIC」での躍動感のあるダンスやコール&レスポンスもさることながら、「Handz In My Pocket」では和太鼓チームや與那城の地元・沖縄の獅子舞が登場し、新鮮な“和テイストのJO1”に観客からは大きな歓声が湧いた。この3曲のパフォーマンス中には、俳優としても活躍する豆原一成の演技力が映える演出や、筋肉担当・佐藤景瑚の肉体を活かした演出などもあり、全編を通して、JO1とメンバー各々の魅力を再確認できるライブとなっていた。

 アンコールでは、「Dreaming Night」「NEWSmile」「Love seeker」「ハッピー・ジャムジャム(JO1 ver.)」を歌いながら、フロートに乗ってJAMへの愛を届けていくメンバー達。ここではスマホでの撮影が許可されていたのだが、木全が「カッコよく撮ってほしい曲、もう1曲あるんですけど……やっていいですか?」と言い添え、ヘアケアブランド「Sorule」とのタイアップソング「Breezy Love」(木全翔也が作詞作曲編曲に携わり、作詞には金城碧海も参加)へ。歌声とダンスで爽やかな風を吹き込んだ後、ムードメーカーの佐藤は「みなさん、潤いましたか!?」とおどけながら煽った。そして、同じく木全が作詞作曲編曲に携わり、『'EIEN 永縁'』のために制作したという最新曲「EIEN」も初披露。歌詞に綴られた“JO1が歩んできた道のり”を丁寧に歌い繋ぐ9人の前には、彼らと共に歩み続けている、JAM一人ひとりの存在を示す光が一面に広がっている。〈僕ら1人じゃない、分かってる〉――。その美しくも頼もしい光景を胸に深く刻むと、豆原はメンバーの想いを1つに束ねて「僕達はまだまだ諦めず、上に向かって歩いていきたいと思います。みなさんもついてきてください!」と呼びかけたのだった。

 なお、『JO1DER SHOW 2026 'EIEN 永縁'』は、4月22日・23日に大阪・京セラドーム大阪でも開催となる。

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