LDH SCREAM、怒涛のリーグ参入を振り返る EXILE NAOTOの言葉とチームメイトが作るポジティブなエネルギー

プロダンスリーグ・D.LEAGUEに、LDHが送り込んだ刺客は実力派集団ではなく、現場経験がほとんどない若者たちだった。
オーディション番組『ダンバトオーディション -DANCE BATTLE×AUDITION-』(以下、『ダンバト』)を経て誕生した、D.LEAGUEの歴史上で最年少チームであるLDH SCREAM。
LDHが手掛けるということで「オーディエンス票だけだろう」という批判の声も少なくなかったという。それでも彼らは開幕戦でavex ROYALBRATSを撃破し、シンクロパフォーマンスではBLOCK HYPE全8チーム中1位を記録した。
1日10時間、週5日の練習。負けが続いても「次は絶対に勝つ」と繰り返し積み上げてきた初めてのレギュラーシーズンは、いよいよROUND.8を残すのみ。若さゆえの未完成さと、若さにしか出せないエネルギー、その両方を携えて戦い続けたメンバーに、リーグ参入を振り返ってもらった。(小池直哉)
LDH SCREAM、鮮烈な開幕戦を振り返って
――リーグ初参戦となった今季、1日10時間の練習を週5でこなしてきたと聞いてます。レギュラーシーズンを戦い抜いた現在の心境は?
來夢:スキルも精神面も鍛えられたと思います。ラウンドを重ねる度に気付きがあり、悔しい思いもすべて糧にして、一人ひとりが成長してきたなと。
武蔵:オーディションのときはメンタルが弱く、ケガもしやすかったんですよ。今は負けが続いても「次は絶対に勝つ」という気持ちを強く持てるようになりました。
京太朗:スキル以外にも表情や余裕が出てきた気がします。どんなときも互いを鼓舞し合えるチームになってきましたね。ROUND.1で勝ってからは負けが続いているので、最後の試合は集大成をぶつけたいです。

――これまでのD.LEAGUEにないショーケースを連発していたイメージがありますが、特に開幕戦での勝利は鮮烈でしたね。
Ryunosuke:開幕戦は、まだ審査基準も理解できていない状態でしたね。でもテクニックやシンクロの項目を獲れたことが自信に繋がったと思います。オーディションから開幕までの間、SNSで「勝ててもオーディエンス票だけだろう」というコメントが多かったんですよ。それを結果で覆せたことが嬉しかったです。
SHUNNOSUKE:現場やリアルタイムで観ている人はフェアに票を入れている印象です。そこは「ファンだから」ではなく、カッコよかった側として投票してもらえたのかなと。
笑大郎:シンクロパフォーマンスは毎日1〜2時間は必ず練習していたので成果が出ましたね。勝った後のEXILE NAOTOさんとSHIGEさん、Deeさんの喜んだ顔が今も頭に浮かびます。
Ryunosuke:Zeebraさんの音楽を昔から聴いていたので、ROUND.1「The Dynasty (feat. Zeebra)」を聴いて気合が入りましたね。その曲で勝ちを証明できたことも嬉しかったです。
空:僕はサポートメンバーとして袖で観ていましたが、結果発表と同時に安心感と嬉しさが爆発しました。パフォーマンス後に「これはいける」と結果が出る前に勝ちチームが戻る花道で待ち構えた覚えがあります(笑)。
バトルを進める中で見つけたチームの強み

――他のラウンドについてはいかがでしょう?
LION:僕はROUND.3「MAJIMEKA!!」をステージ外から観ていたのですが、0.2ポイント差の惜敗が悔しかったですね。もっと取れるポイントがあったんじゃないかな、と外側から見て気付いたポイントが多かったです。
RYU-SEI:「MAJIMEKA!!」は開幕前から制作を進めていた3作品で一番心配でした。でも練習を重ねて自信が湧いてきて。結果は負けでしたが、ダンスの本質に気づけた作品。今でも楽曲「MAJIMEKA (feat. DABO)」が好きで聴くメンバーが多いです。
SHUNNOSUKE:僕はROUND.5「Spotlight (feat. Reichi)」が印象に残っています。Medical Concierge I'moonさんの楽曲「This is US (feat. Tokyo Gal & SAAGMUSIC) 」に〈SCREAM〉という言葉が出てきたり、歳の近いSPダンサー・Daichiさんのクリエーションにも刺激を受けました。
Ryunosuke:個人的には本番1週間前、アクロバットで顔から落ちて足の指を脱臼したんですよ。來夢くんに代わってもらい、本当に申し訳なくて。そこから気持ちを切り替えるのが大変でしたが、みんながポジティブな言葉をかけてくれて乗り切れました。
笑大郎:チーム初となる女性ラッパー・Reichiさんが楽曲参加してくれて、僕らの違う魅力を引き出してもらえた気がします。対戦相手のI'moonは男性ボーカル曲で、音楽的な対比も面白いラウンドになりましたね。
空:LDHのチームということで、最高の楽曲であの広いステージで踊れることが幸せです。いつも各ショーケースのリハ初日に曲を聴くときはワクワクします。やっぱり、もともと好きだったアーティストさんが歌ってくれるのは嬉しいですよ。

――今シーズンを通じて、チームの新たな強みの発見や変化はありましたか。
來夢:自分たちの持ち味は“若さ”や“エネルギー”が強みだと考えていましたが、R&Bからヒップホップへ展開するROUND.7「I Know (feat. MASAHIRO & RIKI)」で別のスタイルを発見できたと思ってます。大人な雰囲気とLDH SCREAMならではのエネルギーの両立。あれは僕たちにとって新しい戦い方なんです。YouTubeコメントやジャッジからもポジティブな言葉をもらい、自信に繋がりました。
Ryunosuke:楽曲「I Know (feat. MASAHIRO & RIKI)」も気合が入りましたね。BALLISTIK BOYZから先輩である松井利樹さん、砂田将宏さんのふたりが参加してくれました。ぜひ音楽単体で聴いてほしいです。
空:試合後、個人的に好きで注目していたLIFULL ALT-RHYTHMさんから「カッコよかった」と言われたのが嬉しかった。
LION:あと最近はシンクロパフォーマンスが揃いやすくなりましたね。みんなの「気」が合ってきたというか。指摘されたポイントの修正も早くなったし、メンバーがはっきり意見を言えるようになりました。
SHUNNOSUKE:普段寮で共同生活をしているんですよ。お風呂や食事をともにし、オフには洋服を買いに行ったり、リハの休憩にゲームをしたり。そういったダンス以外の時間がメンバーの仲を深めていると思います。あとは、リハは集中、休憩はふざけてたくさん笑う。そのメリハリもポジティブさを保つ秘訣かもしれません。



















