sanetiiが明かす、コンプレックスを力に変えた半生 ネガをポジへと反転させる音楽の魔法

UKロックとボカロ文化の交差点 ジャンルに制限をかけない自由なサウンド設計

――sanetiiさんの音楽性の幅が広いからこそ、たとえこの先どのようなテーマに行き着こうとも、それをそのまま受け入れ昇華しながらsanetiiさん独自の音楽になるんだろうなと思います。ちなみに、テーマが決まった後、いつもどのようにサウンドを設計していますか?
sanetii:自由に、というか、あまり制限をかけないように考えている感じですね。この曲はこういうテーマだからこういうサウンド、といった決めつけはあまりしていないです。素直に自分が作りたいと思った曲を、その時考えているテーマに被せる感じです。その時その時に聴いている音楽が、そのまま楽曲のサウンドのリファレンスになることが多いです。特にリズムに関しては、そうやってたまたま生まれるものがかなり多いですね。
――例えば、「SPEC!」からは、それこそArctic Monkeysのギターリフの要素を色濃く感じます。
sanetii:僕の兄もアクモン(Arctic Monkeys)好きなんですけど、この曲の感想をもらった時は「もうアクモンやん」って言われました(笑)。この頃、リフものの楽曲を作りたくて、自分の中でリフと言えば、アクモンのアレックス・ターナーで、影響の強い楽曲のリファレンスをしいて挙げるなら「Fake Tales Of San Francisco」という曲です。
――例えば、「トラストフォール」では、ダンスビートを大々的にフィーチャーしていますね。
sanetii:単純にダンスミュージックを作りたかったっていうのがあって、僕の楽曲はけっこうウェットなものが多いので、ちょっとドライな感じの曲を作りたかったんです。エッジの利いた感じのドラムを作ってみたくて、そういう音とダンスミュージックの親和性はかなりあるのではと思って作りました。
――昨年リリースの「デッドエンド feat. Lavt,ざらばんし」では、Lavtさん、ざらばんしさんとのコラボレーションが実現しましたね。
sanetii:3人の中で年齢は僕が一番上でして、1~2個しか変わらないのに、この2人は、異常に僕のことを先輩にしたがって、めっちゃ後輩ムーブをしてくるんですよ(笑)。「sanetiiさん」と、わざと“さん付け”で呼んできたりするので、「sanetiiくん」と“くん付け”とかで呼んでほしい。僕は次男なので、僕のほうが後輩ムーブしていたいのですが、すごくいい友達ですね、本当に2人は。
――2人の音楽に共鳴する部分、または、刺激を受けている部分などは、やはり多いですか?
sanetii:めっちゃありますね、本当に。それこそ、ざらばんし君は、歌詞がすごく詩的だし、Lavtは、音の技術者というか、とにかく音が好きで、エンジニアっぽいんですよ。音のことを直々に教えてもらったり、意見をもらったりすることもあります。3人とも全員音楽のルーツなどは違うのですが、似ている部分もあって、自分の知らない領域や話題も伝え合える、面白い関係性だと自分でも思います。
――お二人以外で意識している方、または、憧れている方がいたら教えてください。
sanetii:意識している人達でいうと、まず、先ほどお話ししたNEE。最近でいうと、年末年始に対バンした、クレイジーウォウウォ!!です。年下なのですが、「すごい曲を作るな、この人達」と思います。あと、同い年でいうと、CLAN QUEENとChevonです。活動規模もどんどん拡大していて、シンプルに尊敬しています。あと、憧れでいうと、Dannie Mayです。音楽はもちろん素晴らしいのですが、バンドマンとしての生き方もかっこよくて、ひたむきに前に進み続けていくマインドや背中を、とてもリスペクトしています。
「sanetiiとは何者か」をリンクさせていく1年
――次の1年、もしくは、次の5年、10年の目標や挑戦について教えてください。
sanetii:まずは、自分の存在を世の中に認めてもらう1年にしたいと思っています。やっぱり、今はまだ「何者なん?」という感じもあると思いますし、サングラスをして変なMCを関西弁でするなど、謎が多いと思うんです。それこそ、「フォーエバートゥエンティーンズ」「アメイジンググレイス」のMVで僕のことを知ってくれた人にとっては、生活さんのイラストのイメージも強いと思うんです。
――ある種、匿名性が高いというか。
sanetii:そうですね。そこから脱却じゃなくて、共存したいなと思っています。今はまだそれらのMVに比べて、僕自身の知名度が圧倒的に低くて、MVと僕がリンクする人ってけっこう少ない気がしています。
――それこそ、ライブに来ている人、ライブを観たことがある人はリンクすると思いますが、たしかに、まだまだsanetiiさんの人柄や内面を知る人は少ないかもしれないですね。
sanetii:sanetiiといえば金髪でサングラスをかけているこの人……何カ月かしたら金髪じゃないと思うんですけど(笑)、といった感じで自身のイメージとsanetiiを世の中の人にリンクしてもらうために尽力する1年にしたいです。自分自身の存在を、実態を証明していきたいです。
――ちなみに、今後もライブなどではサングラスをかけ続けていく予定ですか?
sanetii:そうですね。僕、目つきが悪いので、それを隠すためのサングラスなんです。サングラスをかけたら、僕の強みが全部活かされるというか(笑)。今はサングラスをつけないと落ち着いて演奏できないレベルになっていますね。
――いつか、sanetiiさんがサングラスを外してもいいと思える日が来るかもしれないなと思いつつ、サングラス、めちゃくちゃ似合ってます。
sanetii:いや、もうそれだけは本当に自負しています。自分でも思います。ありがとうございます(笑)。

■公演情報
sanetii 3rd One Man Tour 2026『Renda Rogue』
2026年11月13日(金)福岡 LIVE HOUSE OP's
2026年11月15日(日)愛知 名古屋 RAD HALL
2026年11月22日(日)北海道 札幌 SPIRITUAL LOUNGE
2026年11月28日(土)大阪 Yogibo META VALLEY
2026年12月3日(木)東京 恵比寿 LIQUIDROOM
チケット購入用URL
受付期間:2026年4月10日(金)20:30~4月26日(日)23:59
https://eplus.jp/sf/word/0000163160
■公演情報
sanetii birthday live 2026『らびんにゅー』
2026年7月12(日)東京 下北沢ERA
チケット購入用URL
受付期間:2026年4月10日(金)20:30~4月26日(日)23:59
https://eplus.jp/sf/word/0000163160
■関連リンク
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