SHiZUKUが切り開く人生の第二章 多彩な経歴、音楽への愛情、デビュー曲「秘密のヴィンテージ」を語り尽くす

SHiZUKUが切り開く人生の第二章

 レプロエンタテインメントとつばさレコーズがタッグを組み、昨年12月から開催された『-人生の第二章を切り拓け!- ワインがテーマの男性ボーカルグループオーディション』によって結成された、ワインと音楽のマリアージュで届ける大人エンタテインメントグループ SHiZUKUが、歌謡ナンバー「秘密のヴィンテージ」をデジタルリリースした。

 メンバーは、石田 ピノ 知之、門脇 リースリング 卓史、真田 メルロ 煌生、古川 カベルネ 卓人、松田 シャルドネ 創太郎という、ミドルネームにワインの品種名を取り入れた5名。“ワインエキスパート”の資格取得を目指しながら音楽活動を行うという。それぞれどんな人生を歩んできたのか、そして今、目指しているものは何か。オーディションを受けたきっかけや音楽的ルーツ、デビュー曲「秘密のヴィンテージ」の制作秘話など、注目の5人の素顔に迫った。(榑林史章)

俳優、WEBディレクター、トレーナー……個性溢れる人生の第一章

――まず皆さんの人生の第一章(前職)と、オーディションを受けた理由をお聞かせください。

門脇 リースリング 卓史(以下、門脇):僕の前職はミュージカル俳優で、舞台で作品を届けることに情熱を燃やしていました。ただ俳優というのは孤独で、本番や稽古がないときは自分でダンスのレッスンをして、本番が終わったら次の作品のオーディションを受け、受からなければ仕事がありません。つまり、永久に就職活動が続いているようなものです。30歳を過ぎた頃、「仲間がほしい」「自分のベースとなるホームのようなものがほしい」と思うようになりました。きっとそれがエンタメを追求する上で力になるだろうと。そう考えていたときに、このオーディションのことを知ったんです。それに、SHiZUKUの活動拠点となる浅草九劇は、ミュージカル俳優として2023年に『春のめざめ』という作品で立たせていただいたことがあって。舞台上の熱が客席の隅々まで届く密度の高い劇場で、「またいつかこの舞台で歌いたい」と思っていました。受かれば仲間とホームが同時に叶えられる。迷うことなく応募しました。第二の人生は、この仲間と一緒にエンタメを突き詰めていきたいと考えています。

門脇 リースリング 卓史
門脇 リースリング 卓史

――松田さんは、WEBディレクターをやられていたそうですね。

松田 シャルドネ 創太郎(以下、松田):がっつりデスクワークでした。僕は4人と違って唯一芸歴を持っていないのですが、音楽には幼少期から触れていて。小学1年生からピアノを始め、4年生からは吹奏楽でトランペット、中学の3年間は世界的ジャズトランペッターの日野皓正さん主催の世田谷区の中学生だけのビッグバンド「Dream Jazz Band」で、ジャズトランペットを学び、高校はクラシック音楽の学校に進みました。もちろんオーディションはたくさん受けていましたけど鳴かず飛ばずで、一度は諦めてWEBディレクターの仕事に没頭していました。でも、「やっぱり音楽の仕事がしたい!」と気持ちが再燃したときに出会ったのが、このオーディションです。WEBディレクターをやる前に中目黒でバーテンダーをやっていた経験もあり、お酒の知識もあったので、“音楽とお酒”という大好きなふたつを同時に叶えられる、僕にとって夢のような企画だと思い、深く考える前に応募していました。結果合格させていただき、好きなことを突き詰められる場所を得られ、今とてもワクワクしています。

松田 シャルドネ 創太郎
松田 シャルドネ 創太郎

――石田さんはどんな第一章を過ごしましたか。

石田 ピノ 知之(以下、石田):僕は舞台や映像を中心に俳優活動を行っていたのですが、並行して飲食店でお食事のコースに合わせてお酒を提供したり、イベントブースでお酒の紹介や販売を行う仕事をしていました。そのとき、メインに扱っていたのがワインと日本酒で、ワインソムリエの資格と日本酒ソムリエの資格も持っています。ダンスの経験は俳優の仕事の流れであったのですが、歌はカラオケで歌うくらいのレベルでした。小学校からピアノをやっていたので、音楽自体が全くの未経験というわけではなかったのですが、譜面が読めることと実際に歌うのは別の話で、今は勉強させていただきながら頑張っています。

石田 ピノ 知之
石田 ピノ 知之

――オーディションを受けようと思ったのは?

石田:小学生のときからV6さんが好きで、歌って踊ることには興味があったんです。加えてワインの知識もあったので、これ以上ないオーディションだと思って。ただ僕自身はここ2年ほどは全く芸能活動をしていなかったので、このオーディションの存在を知らなかったんです。でも兄が「お前にぴったりのオーディションがある」と教えてくれて。今こうしていられるのは兄のおかげですね。兄には感謝しかありません。

――ちなみに石田さんの決め台詞「ピノハッピー」は、どういうときに使うのですか?

石田:知ってくださっているとは! 心から幸せを感じたとき、指でPを作って「ピノハッピー」と叫んでください(笑)。

――(笑)。真田さんはもともとパーソナルトレーナーをやられていたとのことで、ワインと歌にはなかなか結びつかないというか。

真田 メルロ 煌生(以下、真田):僕もそう思います。筋肉とお酒は相性がよろしくないですから(笑)。僕は芸能活動は15歳くらいからやっていて、いくつかのダンス&ボーカルグループに所属していました。なので歌やダンスの経験はあったのですが、自分なりにやり切った感があって、パーソナルトレーニングというビジネスで頑張ろうと思い、そのための勉強もたくさんしました。オーディションを受けたきっかけは、母親の存在です。うちは母子家庭だったので母親が家にいる時間が少なく、話せるのは小学生の頃からいつも朝くらいしかなかったのですが、舞台はいつも観にきてくれていて。何かに出演したときは「観たよ」って言ってくれたり、すごく応援してくれて、僕にとって芸能活動は母親と繫がるためのツールだったんです。大人になってパーソナルトレーナーという違う道を見つけたけど、地元の大阪に帰るたびに「芸能活動のほうはどう?」「次は何に出るの?」と母親から聞かれたりして。あるとき、ふと「今度は自分のためではなく、母親のために芸能をやってみよう」と思い、このオーディションに参加しました。みんなとはモチベーションのベースが少し違うんですけど、僕がこういう活動をやることで、母親はもちろん、ひとりでも多くの人が笑ってくれたらいいなと思っています。

真田 メルロ 煌生
真田 メルロ 煌生

――お母さんのためというのも立派な動機です!

真田:ありがとうございます。今までも旅行に連れて行ってあげたり、何かを買ってあげたりしていたんですけど……今回のデビューの報告がいちばん喜んでくれました!

――素晴らしいですね。古川さんは?

古川 カベルネ 卓人(以下、古川):僕は、舞台を中心に俳優として活動していました。それと並行していくつかのアルバイトをやってきて、いちばん長くやっていたのが幼稚園や保育園の保育補助です。オーディションを受けようと思ったきっかけは、昨年出させていただいた舞台で共演した方々が『仮面ライダー』シリーズ(テレビ朝日系)に出ていたり、アイドルとして全国ツアーをまわっていたり、活躍されている方ばかりで、「自分が彼らに追いつくには、あと何年かかるんだろう?」と思ったときがあって。当時の僕は舞台俳優として売れていたわけではなかったし、30歳を目前に自分を冷静に見つめて、これからどうするべきか、身の振り方を考えていたタイミングで出会ったのが、このオーディションでした。歌もダンスも全くの未経験でしたけど、心機一転、飛び込むつもりでチャレンジしてみようと。俳優というものに対するこだわりを一旦捨てて、視点と環境を変えて、その上でやれることをやってみようと思いました。

古川 カベルネ 卓人
古川 カベルネ 卓人

――でも、未経験の場所に飛び込むのは、勇気のいることですよね。

古川:はい。歌うこと自体は好きだったんですけど、ダンスは本当に苦手で、ワークショップに通ったときも、真剣に踊れば踊るほど周りからクスクスと笑われてしまったほどでした。でも、恥ずかしがっている場合じゃないし、これでダメだったとしても、のちに挑戦しなかったことを後悔するよりはマシだと思って。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる