にしなは日々を超えていく 「婀娜婀娜」で描き切った美しさ、3枚目の傑作『日々散漫』に映るドキュメント
Yaffleとの制作、自分自身との対話――『日々散漫』と今のにしなを構成するもの
――声のニュアンスもかなり意識されたんですね。これも歌詞の話ですけど、今挙げていただいた〈鼓動が早まる時/女は一層綺麗に笑う〉って、どういう意味なんだろうと気になっていました。
にしな:正直、“女”と“男”に分けてどうこう言うのって、今の時代にハマっていない言い方だなと思っていて。入れようかすごく悩んだんですけど、あえて時代にそぐわない言い方をしてもいいかなと。まあ、私は女ではあるので、男性の思考がどうなっているのかわからないけど「恋してる女の子ってかわいいな」「綺麗だな」って気持ちがあるんですよ。言い方はどべっとしてますけど、「恋せよ乙女」的なニュアンスで書きました。
――先ほども楽曲制作の話を紹介していただきましたが、おふたりが特にこだわったのはどこでしょう?
にしな:Yaffleさんが特に重きを置いていたのは、ノリ感だと思います。特にサビのパートは「こうやって歌ってほしい」と具体的なイメージを持たれていたので、Yaffleさん的にはビート対してのメロディやリズムの乗り方がいちばんのこだわりポイント。私は歌詞以外のところで、いろんなことを言っているんですけど、それも家で録っていて「こういうのが入ったら、よりかっこよくなるぞ」と。トラックの後ろで何を言っているのかよくわからないけど、いい感じの雰囲気を出すところにこだわりました。
――「ドレスコード」や「婀娜婀娜」が収録されている3rdアルバム『日々散漫』が、3月18日にリリースされます。3年半ぶりのアルバムということもあって、かなりの曲数になりましたね。
にしな:気づいたら21曲も収録することになり、タイトルをどうしようかなって悩んだんですけど、次第に2本の大きな柱が見えてきて。それが“日常的な側面”と“カオスな側面”。それらをくっつけたかわいい言葉を探していたら、ふと『日々散漫』のネーミングが浮かんできました。
――今作は「日々」と「散漫」の2枚組になっています。にしなさんのなかで、それぞれ軸になっている楽曲は?(“おてごろ盤”は2枚をまとめた1ディスクの仕様)
にしな:ディスク1の「日々」で言うと「weekly」ですね。「intro」を抜くと最初の曲なので、何が相応しいかを考えたところ「weekly」がいちばんしっくりきました。あと「わをん」も大事なポジションを担っています。ディスク2「散漫」は「今日も今日とて remix」で始まるんですけど、アルバム全体の味変にもなるし、ディスク2を始めるうえでも大切な一曲。それとリード曲の「グローリー」もすごく重要ですね。「散漫」という意味では「クランベリージャムをかけて」「パンダガール」も散漫としているので、ディスク2を象徴する楽曲だと思います。
――にしなさんのなかで「グローリー」は、どういう位置付けの楽曲ですか。
にしな:最初は何も考えずに作りまして、スタッフのみんなに「これがリード曲でしょ」と言ってもらったんですよね。アルバムをマスタリングする流れで、あらためて最初から最後まで収録曲を聴き返した時に、「グローリー」はほかの楽曲とは違う力やカラーを持っているし、世界観を広げていく感じがしました。
――〈誰にでも解る言葉で/愛なんか歌えなかった〉のフレーズを含めて、にしなさんのドキュメントが表れているように思いました。
にしな:それ、初めて言われました! うんうん、そうかもしれないです。対社会とか対世界の側面もあるんですけど、私的には自分自身とすごく向き合った曲でもあったので、まさに自分の心のドキュメントが出ているかもしれないです。
――あと「Twinkle Little Star」も、今のにしなさんを表している気がしたんですよね。
にしな:そうですね。それこそ、やっぱり私自身も“27歳症候群”のように、この先どのように人として、ミュージシャンとして歩みたいのかを、今回のアルバム制作を通して考えることが多かったんです。その結果、自分のなかでぼんやりしていた理想像みたいなものが、だんだんとはっきりしてきた。そんななかで作った曲が「Twinkle Little Star」なんです。今の自分自身の思考は、どの曲にも散りばめられてはいますが、その最たるものは「Twinkle Little Star」だと思う。目の前にあるものを大切にしたい、そんな気持ちで書きました。
――あらためて『日々散漫』はどんなアルバムになりましたか?
にしな:いろんなところを見てる気がします。軸に“自分の生活”や“自分という人間”がいるのは変わらないんですけど、目の前にいる人もそうだし、出会ったことのない人だったり、世界だったり、そのなかで起きてることだったり。あっちこっち向いて、その時に気になったこととか、いろんな視点の楽曲が詰まったアルバムになったなと思います。
■配信情報
先行リリース『婀娜婀娜』
配信中
配信URL:https://nishina.lnk.to/adaada
■リリース情報
3rdアルバム『日々散漫』
2026年3月18日(水)リリース
予約URL:https://nishina.lnk.to/hibisanman_CD
・おてごろ盤(1CD)
2,500円(税込)/WPCL-13738
・すてき盤(初回生産限定)(2CD)
5,700円(税込)/WPCL-13739
初回限定特殊仕様
たっぷり盤(初回生産限定)(2CD+ Blu-ray)
8,800円(税込)/WPZL-32269
初回限定特殊仕様
<CD収録内容>
-disc 1:日々-
01. intro
02. weekly
03. シュガースポット
04. bugs
05. 婀娜婀娜
06.i n your eyes
07. ドレスコード
08. 輪廻
09. 春一番
10. 音になっていくよ
11. わをん
-disc 2:散漫-
01. 今日も今日とて remix
02. クランベリージャムをかけて
03. plum
04. パンダガール
05. ホットミルク
06. It’s a piece of cake
07. ねこぜ
08. つくし
09. グローリー
10. Twinkle Little Star
<Blu-ray「MUSICK at 東京国際フォーラム ホールA(2025.4.12)」収録内容>※副音声付き
アイニコイ
クランベリージャムをかけて
東京マーブル
ケダモノのフレンズ
あれが恋だったのかな
bugs
夜になって
1999
FRIDAY KIDS CHINA TOWN
ランデブー
It’s a piece of cake
真白
スローモーション
シュガースポット
U+
つくし
ヘビースモーク
わをん
ねこぜ
weekly
harmonic flight
■ツアー情報
『にしな ツアー2026「日々散漫」』
3月29日(日)Zepp Fukuoka
OPEN 17:00/START 18:00
4月4日(土)Zepp Namba(OSAKA)
OPEN 17:00/START 18:00
4月5日(日)Zepp Nagoya
OPEN 17:00/START 18:00
4月12日(日)Zepp Sapporo
OPEN 17:00/START 18:00
4月18日(土)Zepp DiverCity(TOKYO)
OPEN 17:00/START 18:00
5月14日(木)Spotify O-EAST
OPEN 18:00/START 19:00
5月23日(土)仙台Rensa
OPEN 17:00/START 18:00
5月30日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
OPEN 17:00/START 18:00
6月6日(土)金沢RED SUN
OPEN 17:00/START 18:00
6月13日(土)高松オリーブホール
OPEN 17:00/START 18:00
6月20日(土)熊本 B.9 V1
OPEN 17:00/START 18:00
<チケット>スタンディング 5,500円(税込/ドリンク代別)
発売中(イープラス/ぴあ/ローチケ)
追加公演(Spotify O-EAST)オフィシャル最速先行
受付期間:2月18日(水)12:00~3月1日(日)23:59
受付URL:https://eplus.jp/nishina2026/
にしな オフィシャルサイト:https://nishina247.jp/
オフィシャルECストア:https://store.plusmember.jp/nishina/
Music Link:https://nishina.lnk.to/nishina
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<衣装協力>
トップス/¥10,900(MELLOW)、フリンジスカーフ/¥10,627(MILLO WOMEN)、パンツ/¥33,440(ETHOS)、ネックレス/¥6,517、リング(左手中指)/¥4,510、リング(右手人差し指)/¥4,270(以上、すべてNFF)、リング(右手中指)/¥12,540、リング(左手人差し指)/¥12,430、バングル/¥26,950(以上、すべてMUSEE.ART)、シューズ/¥27,940(UDIRE)