ナオト・インティライミ、何度挫けても再起動して駆け抜けた歌手人生 “新人”であり続けた挑戦の歴史を振り返る
コロンビアで4回目のデビュー「人生の中での一世一代の挑戦の最終段階」
――5年間の中から選んだ今作の中、一番新しい曲が「いつかきっと」ですね。2015年4月8日のリリースです。
ナオト:「いつかきっと」は、「青春をどう切り取るか?」を考えながら作りました。
――青春をリアルなものとしてイメージできました?
ナオト:今だったらどうなるのかわからないですけど、この時はそうでしたね。広瀬すずちゃんと中川大志くんの資生堂SEA BREEZEのCM、青春の恋、自分のエピソードなんかも交えながら、すごく新鮮な感覚で曲を書けたんです。今もこういうの、いけるのかなあ?
――いけると思いますよ。ナオトさんは昔からずっと雰囲気が若々しいですし、いろいろなことに対して好奇心旺盛じゃないですか。
ナオト:好奇心は、ほんとそう。旅人っていうのもあるでしょうし、いろんな人のいろんな話を聞きたいっていうのが常にあるんですよ。AIの時代の中、人の肉声での話は、より貴重な価値を生んでいくんだと思います。
――先日、コロンビアのインディーレーベルとの契約が発表されましたし、今後、海外での活動もさらに広がっていきますよね。15周年を経て、新鮮な発見を求める旅がまだまだ続くということじゃないでしょうか。
ナオト:世界に届けるつもりでずっとやってきましたからね。世界挑戦は、これからデビューする、しないのタイミングなので、めちゃくちゃフレッシュですよ。人生の中での一世一代の挑戦の最終段階でもあります。大会が始まるというような感じです。
――4回目のデビュー?
ナオト:ほんとそうですね(笑)。新人ですから。
――「Brave」は、3回目のデビューの新人が2年目に入った時の曲でしたね。東日本大震災の直後、2011年4月20日のリリースでした。
ナオト:「今のキミを忘れない」を2月にリリースして、「Brave」は3月にリリースする予定だったんですけど、震災があって4月になったんです。2月が「Brave」、3月が「今のキミを忘れない」だったら、別れの曲の「今のキミを忘れない」は出せなかったでしょうね。震災の前に出来上がっていた「Brave」のリリースは4月になったけど、そのメッセージがあの時期の暗いムードの中で、どこかで誰かの何かになっていったのかもしれない……というのを思います。
――〈僕らならできるって/思いながら闘って/新しい未来をイメージすればいい/あの虹を渡って/まだ見ぬその先へ/自分を信じて/始まったばかりさ〉とか、温かいエネルギーを感じた人がたくさんいたはずです。
ナオト:あの時期、ずっとボランティアで被災地に通っていたんです。石巻のテントで寝ていた翌日に加藤浩次さんの番組の『スッキリ』で、ギター1本で「Brave」を歌わせていただいたんですよね。オケを流したりバンドとかではなく、裸一貫でこの歌の言葉を届けました。被災地のみなさんも、「昨日までここにいたやつじゃん!」って。
――今回の「Brave」のアレンジを手掛けたのはMatt Cab。声のコラージュでビートを作っていたり、かなり斬新なアプローチですね。
ナオト:今回の8曲の中で一番冒険をしました。「思いきって2ステップにしてみようぜ。ガラージ感やってみよう」と。Aメロの小気味いいメロラップみたいな部分がもともとグルーヴを持っていたから、こういうアレンジでもいけるんじゃないかなと。この子(「Brave」)は、今後もいろんな形のいろんなバージョンでお届けすることになると思うので、「今回はこんなですが、いかがですか?」という感じですね。
――8曲について語っていただきましたが、改めてどのようなことを感じますか?
ナオト:アレンジもそうですけど、「声が人生を表すんだな」と思いました。『REBOOT』にあたって全曲の歌を録り直すことになって、「全曲録り直すのかあ」となったんです。大変な作業ではあるし、「同じように歌い直してどうなるんだろう?」と疑心暗鬼なところもあったんですよね。ところが、全8曲を録り直して歌ってみると、そんなことはなくて。声やフレーズの1つ1つにあの日の何かが具体的に滲んでいるわけではないけど、積み重ねてきたものが表れていると思いました。
――今だからこその歌ですよね。
ナオト:そう。それぞれの曲をいろんなライブ、イベント、フェスとかで歌ってきましたし、たくさんの曲をレコーディングしてきましたから。愛すべき音を出す道具みたいな声に対して、「今、こういう鳴り方をするんだ」「今、こういう状態なんだ」と、積んできた経験みたいなものが滲んでいるのを聴いてくださるみなさんも感じてくださったら嬉しいです。
――歌い続ける中で、これからも声がいろんなことを滲ませていくはずです。
ナオト:ね? 「もっと渋くなっていけたら」みたいな、「こうなっていけたらいい」とかもないんです。ハイトーンが昔と比べて出なくなっていくのを「衰え」と呼ぶのか、なんと呼ぶのか? 「高い声は出ないけど横には広がってるな。豊かな声になってるな」とかもあるし。でも、そういうのは狙ってできるものではないんです。自分の人生を面白く歩んで行けば、声もそれに伴ってくるのかなと思っています。
■リリース情報
New Album『REBOOT』
発売日: 2026年2月4日(水)
販売:https://naoto.lnk.to/Reboot_CD
・初回限定ファンクラブ盤(CD+Blu-ray)
価格:9,200円(税込)
・初回限定ファンクラブ盤(CD+DVD)
価格:9,200円(税込)
・通常盤
価格:3,200円(税込)
<CD収録曲>
01.「タカラモノ~この声がなくなるまで~(REBOOT ver.)」
02.「ありったけのLove Song(REBOOT ver.)」
03.「恋する季節(REBOOT ver.)」
04.「Brave(REBOOT ver.)」
05.「いつかきっと(REBOOT ver.)」
06.「君に逢いたかった(REBOOT ver.)」
07.「今のキミを忘れない(REBOOT ver.)」
08.「愛してた(REBOOT ver.)」
<Blu-ray / DVD収録曲>
「15TH ANNIVERSARY ナオト・インティライミ LIVE TOUR 2025」(2025年8月3日大阪・オリックス劇場より)
01.テキナビート
02.LIFE
03.恋する季節
04.夢のありか
05.ユニーク
06.君に逢いたかった
07.タカラモノ~この声がなくなるまで~
08.ありったけのLove Song
09.Believer
10.Dreammaker
11.セーフティーゾーン
12.With
13.Start to Rain
14.FUNTIME
15.Yeah!
16.マワセ マワセ
17.ナイテタッテ
18.The World is ours!
19.カーニバる↑?
En1.今のキミを忘れない
En2.Shake! Shake! Shake!
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