櫻坂46、14thシングルフォーメーション分析 藤吉夏鈴センター復帰、層の厚さを示す四期生初選抜の意義
四期生 山川宇衣&浅井恋乃未、初選抜2列目配置の意図を読む
山川と浅井は2列目中央に入った。2列目中央はフロントに近く、動きも表情も目に入りやすいポジションだ。初選抜で2列目の中央に配置されたという事実からはさまざまな意図が見える。
山川の強みは、動きのキレと反応の速さだ。ダンスでの切り替えが速く、振りの一つひとつを大きく見せられるタイプでもあるため、歌番組のようにカメラが目まぐるしく切り替わる場面で目に留まりやすい。短い時間でも、動きに迷いがなく、しっかり決まっていると、その瞬間の印象がはっきり残るからだ。『そこ曲がったら、櫻坂?』でも山川は、状況を理解して体で返すことができる場面が多いように思う。言葉で長く説明するよりも、動きやリアクションで咄嗟に空気を作ることができるのは強みだろう。フロントが作ったテンションを受けて、同じ熱量で動ける人が近くにいると、フォーメーション全体が揃って見えるし、曲の勢いも途切れない。彼女に与えられた役割は、まさにそれだ。
そして浅井の個性は、パフォーマンスで見せる表情だ。『新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za』で「Nobody’s fault」のセンターを務めた際に、浅井は動きのキレだけでなく表情の切り替えでも曲の緊張感を引っ張っていた。振りを大きく見せる瞬間と、あえて力を抜く瞬間のメリハリがあり、彼女の視線ひとつで空気が変わる。その場面を見ていると、浅井が表情と目線で曲の空気を作ることができるタイプだということが伝わってきたのだ。2列目中央は特に表情が見えやすいため、周囲と振りを揃えながらも、浅井らしさが伝わりやすい位置でもあるだろう。
櫻坂46の表題曲は、全員が揃ったパフォーマンスで統一感を作りつつ、メンバーごとの表情の違いで曲の見え方に奥行きを足していく。山川と浅井の2人が2列目に置かれたのは、精度を保ちながらも、要所で目線と表情で引っかかりを作れる可能性があるからではないだろうか。
今作は、藤吉のシングル表題曲センター復帰で軸を作りつつ、四期生3人の初選抜で新しい風を吹き込ませたシングルと言えると思う。そして、その先に控えるのが、4月11日と12日にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催される『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』だ。国立競技場という大舞台を見据え、初選抜の四期生3人が、先輩たちに囲まれる中で自身に与えられた役割をどのように全うし、パフォーマンスをどこまで押し上げていくのか。MVや音楽番組、ライブで重ねて披露する中で、櫻坂46の新しい姿が少しずつ形になっていくはずだ。
Sakurazaka46
5th YEAR ANNIVERSARY LIVE2026年4月11日(土)・12日(日)
MUFGスタジアム(国立競技場)#櫻坂5thアニラ#櫻坂46 #Sakurazaka46 pic.twitter.com/F355D6aaaj— 櫻坂46 (@sakurazaka46) October 29, 2025
























