SUPER EIGHTが鳴らし続ける青春――eighterと共に作り上げたステージ、“初”を刻んだ『超八 in 日本武道館』
「武道館と言えば」と、TOKIOの「LOVE YOU ONLY」も披露
アコースティックコーナーまでを終えたところで、ステージ中央にセットされた可動式のセットがくるくると回る中、観客に囲まれた360度のステージを堪能するように「ローリング・コースター」を披露。さらに、安田が「本番直前にお願いして急遽追加した」と話す「象」をサプライズでパフォーマンス。まるでSUPER EIGHTがeighterに向かって〈10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう〉と誓っているかのようなメッセージ性に心をグッと掴まれた。
MC中に、青を基調としたスーツに着替えたメンバーがカラフルなレーザーとスパークラーの中で歌ったのは「ハリケーンベイベ」。続く「Street Blues」では、椅子に座ってアコースティックな雰囲気で歌い上げる。一気に、すっかりと大人になったSUPER EIGHTの世界観へと誘っていった。
そして「武道館と言えば」と話し始め、披露したのはTOKIOの「LOVE YOU ONLY」。不朽のラブソングをリスペクトを込めて、そして楽しそうに歌う5人の姿が印象的だった。
ライブの終盤には、横山が2025年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンでの出来事を語る。そして、母が亡くなって以来ずっと歌えずにいた「オニギシ」を歌うメンバーの姿を見て「俺も一緒に歌いたい、と思った」と話し、しっとりと「オニギシ」へ。歌い終わると雰囲気を一変させ、紙吹雪の中「乾杯!!節」を歌い、めでたい雰囲気の中、この日のステージは終了。
しかし、合計2回のアンコールに応えることとなり「無限大」を含む3曲を披露。その際、村上は「こうして笑って21年、そしてその先の未来を想像できるのは当たり前ではありません」「皆さんの人生に恥じないグループであり続けられるよう、これからも頑張ってまいります!」と宣言。
笑いあり、感動あり、盛り上がりあり、バラードありとSUPER EIGHTらしい魅力が凝縮された2時間30分。常にパワーアップを重ねてきたメンバーの姿に心を奪われ、心の底から「ずっと応援したい!」「応援してきてよかった」と思えるようなステージだった。