LIL LEAGUEメンバー紹介 第2回:中村竜大 多彩な才能と強い意志で叶える大きな夢

 2026年に「LDH PERFECT YEAR 2026」を迎えるLDH。6年に1度の特別な1年は、これまで以上に特別なイベントが待ち遠しい1年になるはずだ。そんな中、注目を集めているのがNEO EXILE世代の活躍だ。LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの4グループはそれぞれの特色を活かしながら、どんどん活動の規模を広げている。

 今回はそんなNEO EXILE世代のメンバーを紹介したい。第2弾はLIL LEAGUEより中村竜大をピックアップ。

 LIL LEAGUEは2022年、LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』男性部門でグランプリを獲得しデビューを果たしたグループ。今年9月に開催された『“LDH PERFECT YEAR 2026”解禁イベント』では予定されているイベントの一部が解禁された。その中でLIL LEAGUEは1月からホールツアー『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2026 "Wonder Island"』をスタートさせ、「LDH PERFECT YEAR 2026」のトップバッターを飾る存在となる。

 2004年福岡県出身の中村は、グループのリーダーを務める岩城星那と同い年の最年長組。オーディション期間中は、岩城が中心となってグループの方向性をまとめていく中で、冷静に状況を判断しながらグループを正しい方向へと導こうとする中村の姿が見られていた。

 ダンスを始めたきっかけとして挙げている人物は、マイケル・ジャクソン。幼い頃からエンターテインメントの世界を志していた中村は、歌・ダンス・ビジュアルのすべてをそろえたオールラウンダーだ。これまでも、大人びたルックスに甘い歌声、高身長を活かしたダイナミックなダンスでファンを魅了してきた。オーディション期間中も彼のパフォーマンススキルは注目を集め、三次審査の個人ランキングでは見事1位を獲得。そのパーフェクトぶりに、EXILE SHOKICHIからつけられた愛称は“出木杉くん”だった。しっかり者の優等生といったイメージも強いが、本人は自分のことをそうとも思っていないようで、岩城からも「『俺、こうだったと思う』ってめちゃくちゃ堂々と言ってくる(中略)その9割9分は間違ってる(笑)」(※1)と明かされるなど、どこか少し抜けていて愛らしい一面も垣間見える。

LIL LEAGUE ‘1番星’ (LIL LEAGUE LIVE TOUR 2024-2025 “LIaL PARTY”)

 今年リリースのシングル『刺激最優先』に収録された「1番星」では、岩城とツインボーカルを務めた中村。「1番星」のようなバラードでは優しく包み込むようなあたたかい歌声を披露する一方で、「Rollah Coaster」のようなアップテンポなナンバーは明るく軽やかに歌い上げている。安定感と豊かな表現力を併せ持つ彼のたしかな歌唱力は、LIL LEAGUEの多彩な楽曲に深みを与えている。

 LIL LEAGUEとしてはもちろん、オーディション時代からも堂々としたパフォーマンスを披露していた中村だが、それは中学生の頃から行っていたという路上ライブで鍛えられたものであるように感じる。地元の福岡市内のほか、大阪へも出向いて路上で歌っていたという。LIL LEAGUEとしてのデビュー直前のインタビューでも、「いろんな挫折や回り道をしてきたタイプ」「家族や親戚から応援してもらっていたぶん、自分の中ではプレッシャーや焦りもあって。『早く夢を叶えて、ステージに立つところを見せたい』っていう思いがすごく強かった」(※2)と語っていた。

 このように、実に多才な才能を持つ中村だが、目標を叶えるための強い意志と行動力も感じられる。彼のエンターテインメントに対する真っ直ぐな情熱は、LIL LEAGUEの進化をさらに加速させていくに違いない。これからも彼が仲間とともに、大きな目標を叶えていく姿を見るのが楽しみだ。

LIL LEAGUEメンバー紹介 バックナンバー

LIL LEAGUEメンバー紹介 第1回:岩城星那 グループに奥行きを与える愛されながら並走するリーダー

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