timelesz 橋本将生、激動の1年を振り返る 愛されながら“グループの中心”を目指す者への歩み

 timeleszの橋本将生が10月17日に26歳の誕生日を迎えた。1年前の今頃は『timelesz project -AUDITION-』(Netflix/以下、『タイプロ』)の真っ只中であったことを考えると、この1年で彼の人生は大きく変わったはずだ。

タイプロ期間はミステリアスな魅力を発していた橋本将生

 橋本といえば『タイプロ』期間中はどちらかというと控えめなキャラクターで、ファイナリストのなかでも、彼がどういうキャラクターなのかがなかなか掴めず、そんなミステリアスな部分が魅力だと感じていた人もいただろう。しかし、特に加入してからの彼は、もちろんそういったミステリアスさから醸し出されるセクシーな雰囲気も健在ながらも、どこか天然な一面を持つ愛すべきキャラクターであることに驚いた。ステージのパフォーマンスから俳優業まで幅広く対応する器用さ、そして相手に寄り添うあたたかな人間性……そういった多面的な魅力を持っているアイドルであるというように、印象が大きく変化したメンバーである。

[091] 【timelesz project】「RUN」パフォーマンス動画【6次(ファイナル)審査】

 橋本にとって『タイプロ』でいくつか転換期が訪れたと思うが、一番は最終審査の課題曲「RUN」のラスサビ前の〈信じた〉のパートを担当したことにあると思う。オリジナルバージョンでもテレビ番組やコンサートでもアドリブが加えられていたパートでもあったこのフレーズ。橋本がこの歌割りを担当することは練習時点で分かっていたが、最終審査本番でどのようなパフォーマンスを見せるのか、多くの期待が寄せられていた。実際、本番で橋本はtimeleszのメンバーに、横にいる仲間たちに、ここまで見守ってきたファンに、そして自分自身に向けて言うように発していた。あの時の〈信じた〉に、心を打たれた人も多かったはず。

 そして今、晴れてtimeleszの一員となった橋本。『タイプロ』期間からオリジナルメンバーや候補生たちから愛されていた橋本だが、加入してすぐその“愛され力”を発揮。新体制発足後すぐのハワイロケにて、原がInstagramにて「ゴーグル唯一1人だけ日本から持参してて ワクワクしながらプール向かったんだけど 秒で壊れてて嘆いてた」「水に浸かりながらも諦めず嘆きながら直してた これ以降ゴーグルの姿みてない」(※1)というキャプションとともにゴーグルを手に苦い顔をした橋本の姿を投稿していた。また5月に放送された『timeleszのQrzone』(文化放送)では橋本が猪俣周杜とともに登場。収録が回っていることに気づかない2人のトークから始まる“特殊回”となっていた。滑舌がゆるいことに悩んでいるという猪俣に「俺も噛むこと多いんだけど、落ち着くことを意識してる」とアドバイス。その後に「生麦生米生卵」の早口言葉に挑戦するも全く舌が回らない猪俣に「全部言えてねぇじゃん」とツッコミを入れるなど、そのやりとりは普段からのメンバーとのコミュニケーションにも近いものだったのでは。橋本の愛される理由を感じられるような一幕でもあった。

関連記事