松村北斗・中島健人の共演が話題に 環境が変わってもお互いに刺激し合える“B.I.Shadowの関係性”

 松村北斗が10月12日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)にゲスト出演し、レギュラーの中島健人と共演したことで、SNSが大いに賑わった。

 
 
 
 
 
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中島健人(Kento Nakajima)(@kento.nakajima_313)がシェアした投稿

 松村と中島といえば、菊池風磨、髙地優吾とともにジュニア時代にB.I.ShadowというグループでCDデビューを目指していた仲間。こうして同じ画面で並んで語り合う姿が見られるのは、およそ10年ぶりとなる。長く彼らを応援してきたファンはもちろん、それぞれが別々の道を走ってきた本人たちにとっても、感慨深い光景となった。

 B.I.Shadowは、かつて「デビューに最も近いグループ」と囁かれていた存在だった。ジュニアの2トップと呼ばれた中島と菊池の正反対でありながらも背中を預け合う最強のライバル関係。そして、原石が磨かれていくような伸びしろを感じさせた松村と髙地。そのバランスが絶妙で、多くのファンを魅了したのだ。

 しかし、そんな期待とは裏腹に中島と菊池はSexy Zoneとしてデビュー。のちに松村と髙地もSixTONESとして羽ばたき、B.I.Shadowとしての記憶は、それぞれの心の中にそっとしまい込まれていった。

 そんな甘酸っぱくもほろ苦い記憶が蘇る中、番組公式Xで中島本人の口から「我々B.I.Shadowのメンバーだったんだけど、別に解散してないんだよね。解散宣言はしてないから、いまだに残ってる説はある」という言葉がとびだすとは。

 その中島のアイドルらしい夢のある発言に、松村が「今さら“集まりましょうか”って言われても困る」とクールに返す場面も。“あの頃“の空気が蘇るようだった。かと思いきや、「まだ(B.I.Shadowとしてデビューを)目指してる!?」と笑いを誘う。その余裕のあるやりとりからは、彼らが積み重ねてきた確かなキャリアを感じる。

 番組公式Instagramのリールでは、中島がB.I.Shadow時代唯一のオリジナル曲「ララリラ」を「いまだに歌える」と明かす場面も。 〈La La La La La La Li La La La La La ラッキー4 飛べるさ どこまでも行こう〉で始まる「ララリラ」は、4人で未来へ羽ばたいていく希望に満ちた歌。なかでも「やってやるよ 4人いれば十分だぜ!」というセリフが印象的に響く。
当時はもちろん、B.I.Shadowでのデビューを夢見て歌っていたことだろう。しかし、今こうして振り返ると、それは“同じグループで走る“という形を超えて、4人それぞれの中にある“お互いへの意識“を描いた歌のようにも聴こえてくる。

 10月11日放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では、髙地優吾が中島との忘れられないエピソードが語られた。「すげー印象残ってる」と振り返ったのは、一緒に渋谷で仕事をした帰り、マスクもせず堂々とセンター街を歩く中島の姿だ。 その堂々とした歩き方に「ランウェイに見えた」とも。

 そして「なあ、髙地、わかるか。ここを歩くときに全員が振り向く人間にならないと、俺らはダメなんだよ」という名言が飛び出したという。「10代のころよ!?」と、若くしてその圧倒的なプロ意識を持っていた中島に感服したと語る髙地。そんな中島が、10月25日の放送回にゲスト出演するとあって、松村に続き髙地との再会が実現するのか、期待が高まるばかりだ。

 それぞれがそれぞれのフィールドで輝いているからこそ、再会はより尊く映る。中島が卒業後もグループを背負って奮闘する菊池との再会は、もう少し先になるかもしれない。それでも 「あいつは青春だったな。でも、やっぱり好きなんだろうね(笑)。ヤツもきっとそうだと思う。でも切っても切れない縁って、どうしてもあるんだよ。また、どっかで待ち合わせできたら面白いんじゃない?」 と中島がドキュメンタリー『#WIP 〜THE FIRST STAR〜』で語った言葉には、彼らならではの絆がにじむ。

 たとえ距離が離れていても、きっとお互いの活躍が刺激となり続けるだろう。彼らがスポットライトを浴びるほどに、B.I.Shadowであったことの誇りが美しく愛しく影となって、静かに力強く鼓舞するのだ。中島が「この感じの空気感を曲にしてもらいたい」と話していたように、いつかこの4人だからこそ築かれたエモーショナルな関係性から、新たな作品が生まれてくれたらという夢を見ずにはいられない。

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