SHIROSE率いるWHITE JAM、J-POPで類するものがないライブの衝撃 超満員の初ホールワンマン、次なる夢に向けた大きな一歩に
ソロコーナーが終わると、ショートコント、質問コーナーなどが展開され、セットもあいまって、まるでテーマパークのような情報量でファンを笑顔にさせる。 「恋バナ花火」では、ファンに歌わせるパートも。「DANCE DANCE DANCE」ではタオルを回した。
MCでは、SHIROSEはコロナ禍で76公演がキャンセルとなったことを明かした。「もう一回ゼロから活動を始めよう」と思い直して現在に至り、完売で超満員となったLINE CUBE SHIBUYAを見て、「また夢を見てしまう景色」と表現した。そして、「もし良かったら、WHITE JAMの日本武道館の夢、一緒に見てくれますか?」とファンに呼びかけた。目に涙を溢れさせながらSHIROSEは言うのだ。「夢を見てしまう」と。
ミディアムナンバーの「ウソツキ」はSHIROSEの澄みきったボーカルで始まった。そして、本編の最後を飾ったのは「I MISS YOU」。シンガロングも起き、SHIROSEはR&Bスタイルで歌いあげた。
終演かと思いきや、すぐさまファンからアンコールが沸き起こり、WHITE JAMは再登場。「do re mi」でもシンガロングが起き、「9つも離れた君との恋 Duet ver.」ではSHIROSEとNIKKIがデュエット。ここではSHIROSEがピアノを弾いた。
そして重大発表として、2026年春に3000人キャパシティの会場でのワンマンライブが行われることなどがアナウンスされた。それと同時に全国8大都市のツアーにまわることを宣言。 そしてアンコールの最後は、10年間セットリストから外したことがないという「夏なんて」。10年前にライブを見ていたファンも、初めてライブに来たファンも共有できるのが「夏なんて」だ。
WHITE JAMのライブは、R&B的な文脈をベースにしつつ、独自の表現を展開しており、J-POPで類するものを見たことがない。WHITE JAMは、SHIROSEのセクシーさや、エンタメ性がピックアップされることが多いが、ライブを見れば、そのアーティストとしての実力の高さは明らかだ。その歌唱力とブラックミュージックに根ざした音楽性は、もっと注目されてしかるべきだろう。バズをフックにしながら、パフォーマンスには本物の貫禄があるのだから。ライブの総合演出プロデュースを務めるのもSHIROSEだという。時間をかけ、ストイックに体づくりやボーカルワークを突き詰めているのだろう。
WHITE JAMの日本武道館という夢の先には何が起きるのだろうか。それを見てみたいと感じたのが、『WHITE JAM TOUR 2025 「TATTOO」』LINE CUBE SHIBUYA公演だった。
◾️来年公演情報
WHITE JAM 2026 Tour
初の3,000人ライブ決定
東京 2025年12月21日(日)
宮城 2026年1月10日(土)
香川 2026年1月31日(土)
広島 2026年2月14日(土)
北海道 2026年2月7日(土)
大阪 2026年3月21日(土)
愛知 2026年3月28日(土)
All Last / 初の3,000ライブ 日程後日公開
ライブ情報:https://whitejam.jp/sunshine
■セットリスト
1.池袋サンシャイン
2.Tattoo
3.超やべー
4.スニーカードリーマー
5.彼氏できるソング
6.あいのデータ
7.ロッケンロー
8.SSRI(GASHIMAソロ)
9.磁石(SHIROSEソロ)
10.ワガママ(SHIROSEソロ)
11.コンビニガール(NIKKIソロ)
12.ニブンノイチ彼氏(NIKKIソロ)
13.恋バナ花火
14.DANCE DANCE DANCE
15.ウソツキ
16.I MISS YOU
EN1.do re mi
EN2.9つも離れた君との恋 Duet ver.
EN3.夏なんて