稲葉浩志、宇多田ヒカル……夏フェスはサプライズ出演に格好の場? 『ロッキン』でも期待のシークレットゲスト
9月に入り、2025年の夏フェスシーズンも終わりに近づいている。今年も多数の音楽フェスが開催されてきたが、なかには会場を大きく沸かせた“サプライズ出演”も見られた。
たとえば、8月31日に開催された『SWEET LOVE SHOWER 2025』の東京スカパラダイスオーケストラのステージには、B'zの稲葉浩志がシークレットゲストとして登場した。両者は9月3日にコラボシングルのリリースを控えていたタイミングで、この日、シングル表題曲の「Action (VS. 稲葉浩志)」を初披露。シングルリリース前に生パフォーマンスを観ることが叶ったのに加え、稲葉の登場という、2つのサプライズが重なった瞬間だった。
同じく『SWEET LOVE SHOWER 2025』では、aikoとOfficial髭男dismのコラボレーションも見られた。2組は8月30日のLAKESIDE STAGEに出演。この日のトリを飾ったOfficial髭男dismのステージに、直前にステージを終えていたaikoが再度登場し、「ミックスナッツ」のコラボパフォーマンスが実現したのだ。後日、aikoは自身のInstagramにて当日を振り返り、「ラブシャで同じ日に出演が決まった時に聡くんに『一緒にやりませんか?』と声を掛けていただき、秒で『やる!』と言いました」とコラボの経緯を明かしていた。藤原聡も自身のX(旧Twitter)で「あいこさんとのミックスナッツも、最高の思い出になりました!」「映像下さい、、、!!!」と綴っており、念願のコラボだったことが窺える。aiko、Official髭男dism、そして見届けたオーディエンスにとっても、貴重な時間となったことだろう。
7月26日に開催された『FUJI ROCK FESTIVAL '25』でも、夢のようなコラボレーションが見られた。まず、サンボマスターのステージにはザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトと真島昌利がサプライズ出演。ステージの終盤、サンボマスターがザ・クロマニヨンズの「タリホー」を演奏し始めたのを合図に2人が登場し、そのままThe Clashの「White Riot」を披露したのである。さらに『FUJI ROCK FESTIVAL』初出演となった山下達郎のステージには、竹内まりやもサプライズ登場。2人で「プラスティック・ラブ」をコラボパフォーマンスし、会場を盛り上げた。
また、8月15日に千葉・幕張メッセにて開催された『SONICMANIA』では、floating pointsのステージに宇多田ヒカルがサプライズ登場。宇多田の8thアルバム『BADモード』に収録され、floating pointsがプロデュースを担当した「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り-」を披露して会場を沸かせた。なお、宇多田にとっては今回が国内フェス初参加となる。
こうした大きなサプライズが待っていることも多い夏フェス。そして、今週末の9月13日、14日、15日、来週20日、21日には、いよいよ『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025』が開催される。
昨年開催時の同フェスでも、MY FIRST STORYのステージにHYDEが登場したり(2022年開催時にはHYDEのステージにMY FIRST STORYのHiroが出演したこともあった)、キタニタツヤのステージに中島健人が登場したりといった、サプライズ出演が見られた。今年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』でも何かが起きるかもしれない。そんな淡い期待を抱きながら、開催を楽しみにしたい。