ASP、ならず者と分かち合った喜びと別れ “完全体”8人で迎えたツアーファイナルで示した未来への覚悟
ユメカとモグの脱退、ナ前ナ以の復活ーーASPの新たな出発
その後、アンコールでは新曲「BA-BY」を初披露。スクリーンにはMVが映し出されたが、撮影に参加していなかったナ前ナ以の写真が雑に合成されているのには少し笑ってしまった。その「BA-BY」を終えて、それぞれのメンバーからならず者に言葉が送られる。ユメカは「今日、やっぱりこの時間が大好きだなと思いながらライブしていました。居心地がよくて愛おしすぎるこの場所を離れる決断は簡単なことではなかったんですけど、自分の未来のために決断しました」とあらためて脱退への思いを語り、「ならず者、あなたがいてくれたからここまで来れました。出会ってくれてありがとう。新しい世界に飛び込んで、次は『どんな夢が叶うかな?』って、自分の人生を模索し続けようと思います」と宣言。客席からは長い拍手が送られた。
モグからは「ASPになって初めて、心の底から大事で仕方がないって思えるものに出会えたなって思います。人生まだまだだけど、ASPで生きられた時間がどう考えても一番最高だったなって自信をもって言えます。素敵なメンバーとここまでASPを繋いでこれたことを誇りに思います」と胸を張るような言葉にも、あたたかい拍手が降り注いだ。
そしてこの日に復活を遂げたナ前ナ以は「私はASPになってから今もずっと、自分の居場所と思えるのはASPだけでした」とグループへの思いを語った。同じく初期メンバーであるユメカとモグにエールを送りながら、「私は、ASPに今日があったことも、これから6人になるASPのことも信じています。これからまたASPで頑張っていこうと思います」と力強く口にする彼女にも、ならず者から熱い拍手が飛んだことは言うまでもない。
メンバーそれぞれがASPへの愛を込めた言葉を語り、最後にメジャーデビュー曲「Hyper Cracker」を披露すると、今度こそライブは大団円。さまざまな感情が渦巻く夜となったが、ASPはもちろん前に進んでいく。新メンバーとしてツアーを走り切ったイコの「まだまだ夢の続きを見たいです。どんな感情も受け止めます。いつかならず者の涙を拭えるASPになります!」という言葉は残されたメンバーたちの思いだろう。強い気持ちを胸に、彼女たちはこの先の未来へ突き進んでいく。
■セットリスト
『Acid Suspicious Parental Tour』
2025年8月15日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
M01.TOXiC iNVASiON
M02.Black Nails
M03.NO COLOR S
M04.TOTSUGEKI!!!!!
M05.MAKE A MOVE
M06.I won't let you go
M07.darma
M08.ジャ・パ・ニーズガール
M09.SEXUAL CONVERSATiON
M10.Tokyo Sky Blues
M11.PLEASE!!!
M12.I HATE U
M13.Blueberry Gum
M14.Anyway
M15.Heaven’s Seven
M16.Get New ミライ
【EN】
EC1.BA-BY
EC2.Hyper Cracker