ME:I、大型音楽特番出演で注目が集まる理由とは? 今証明し続けている地力とチーム力、個々の活躍

 ME:Iが夏の大型音楽特番に相次いで出演し、存在感を発揮している。7月2日の『2025 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)出演を皮切りに、5日には『THE MUSIC DAY 2025』(日本テレビ系)、9日には『テレ東音楽祭2025~夏~』でパフォーマンスを披露。19日には、『音楽の日2025』(TBS系)に出演予定だ。

 ME:Iは、7月1日にサブリーダーを務めるRANの活動休止を発表した。COCOROとTSUZUMIも休養中のため、現在はMIU、MOMONA、SHIZUKU、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZUの8人体制で活動している。ダンス&ボーカルグループにおいて、メンバーの不在は活動に大なり小なりの影響を与える出来事であり、時に音楽シーンにおける存在感が薄まってしまうことに繋がりかねない。しかし、それでもME:Iは、活動休止中のメンバーのパートや役割をほかのメンバーが補い合いながら、世間にグループの魅力をしっかりとアピールできている印象がある。

ME:I (ミーアイ) ⊹ 'MUSE' Performance Video

 『2025 FNS歌謡祭 夏』では、8人体制になることが発表された翌日の出演だったが、ME:Iは「MUSE」で圧巻のパフォーマンスを披露。RANがセンターを務めてたダンスブレイクの冒頭箇所は、ダンスの実力の高さからファンの間で“御三家”と呼ばれているメンバーのSUZUとMIUが補う形で魅せる展開に。また、曲中のRAN歌唱パートも、一部構成を変更しつつ、MIUやRINONがそれぞれの持ち味を活かしてカバーしていた。KARA「ミスター(Japanese Ver.)」のカバーパフォーマンスも披露した8人は、お茶の間やYOU:ME(ファンの呼称)の心を動かし、SNSには「心配しないで、私たちは大丈夫ってメッセージを感じた」「本当に感動した」「ライブやイベントがあれば行きたい」といった声が多数寄せられた。

 『THE MUSIC DAY 2025』では視聴者参加企画と連動し、デビュー曲の「Click」を披露。この楽曲もRANがダンスブレイクのセンターを務めているが、代役を担ったのがオーディション時からダンスに定評のあったSUZU。キレのある振り付けと表情まで完璧に仕上げ、視聴者を魅了した。また、同番組ではアーティスト同士のコラボレーション企画も展開され、KEIKOとSHIZUKUがそれぞれ才能を活かして活躍していたのも印象的だった。

 KEIKOはm-floとRIP SLYMEが登場したラップメドレー企画で、m-floの「prism」をパフォーマンス。オーディションでも注目を集めていたリリックの制作スキルを存分に発揮し、オリジナルの歌詞で見事なラップを披露した。一方、SHIZUKUは「ディズニー・オン・アイス」企画に登場。もともと宝塚歌劇団を目指しており、オーディション時は現役音大生だった彼女は、クラシックをベースとした歌い方も得意なメンバーである。その強みを活かし、Snow Manの宮舘涼太とともに「輝く未来」(『塔の上のラプンツェル』より)で美しい歌声を響かせた。

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