Aqours リレーインタビュー Vol.8:逢田梨香子 梨子は“憧れの存在” 一緒に走ってくれるみんなへの感謝を込めて

『ラブライブ!シリーズ』でμ'sに次ぐスクールアイドルグループとして、2015年6月に結成されたAqours。2025年6月21、22日に行われるライブ『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ~永久stage~』が、彼女たち9人での最後のワンマンライブとなる。
そこで、Aqoursのキャストへのリレーインタビューを企画。1人ずつ登場してもらい、これまでの活動や担当メンバーへの思い、次回キャストへのメッセージなどを語ってもらった。ライブ当日に向けて、存分に士気を高めてもらいたい。第8回は、桜内梨子役・逢田梨香子のインタビューをお届けする。【火・土曜更新予定/全9回】
“落ち着いた良さ”を出して、パフォーマンスに深みを

――逢田さんがライブのパフォーマンスで意識していることや、大切にしていることを教えてください。
逢田梨香子(以下、逢田):“梨子ちゃんとしてパフォーマンスする”というのは一番意識しているところです。私と梨子ちゃんは真逆と言えるくらい性格が違うので、“梨子ちゃんとして”と、あえて意識するのは大事だと思っています。それに、ライブは梨子ちゃんとファンの皆さまの架け橋になってくれる場だと思うので、パフォーマンス中は全力で梨子ちゃんになりたいんですよね。
それに、年を追うごとにパフォーマンスする時の意識が変わってきました。梨子ちゃんは高校2年生の16歳ですけど、私は年齢を重ねているので。たとえば、1stライブ(『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~』/2017年)の時はとにかく一生懸命さを伝えたくてがむしゃらにやっていましたけど、年々「それだけはいけない」と思うようになっていったんです。
――経験値が上がるにつれて、物足りなくなってくるというか。
逢田:一生懸命やるのは大前提なんです。その上で、プラスαのことをしていけたらいいなと思いながらやっています。今は元気いっぱいというだけではなくて、“落ち着いた良さ”も出せたらいいなと思っているところですね。そうして、パフォーマンスに深みが出せたらいいなと思っています。
――では、ライブ中のファンの方の反応や掛け声で、特に印象に残っているものを教えてください。
逢田:そうだなあ……1stライブの「想いよひとつになれ」でピアノを弾いたんですが、その時の皆さまの応援が印象に残っています。励まされました、すごく。
――どんな言葉がありましたか?
逢田:「頑張れ!」もそうですけど、会場全体で“りきゃこコール”をしてくださったんです。梨子ちゃんとしてステージに立っているんですが、あの瞬間は逢田梨香子自身のことも応援してくれていたし、奮い立たせてくれた。あとにも先にもあの時だけだなと思う出来事です。
あと、ライブ終盤でステージからはける直前くらいになると、みんなが「ありがとう!」と言ってくれるんですよ。「ありがとう」と言いたいのはこっちなのに、みんなに「ありがとう!」って言ってもらえる。それがすごく嬉しくて、いつも泣きそうになります。
――ここまでリレーインタビューという形でキャストの皆さんにお話を伺ってきましたが、Aqoursのファンの方々はキャストを元気づけよう、喜んでもらおうという気持ちでライブ会場に足を運ぶ方が多いですよね。
逢田:そうですね。観にいくというより、一緒に参加してくれているような、一緒になってステージを作ってくれているような気がします。