九州大学卒 ばってん少女隊 春乃きいなに聞く アイドル活動と1年の浪人、学生生活を両立させた意地
新体制のばってん少女隊は東京にも進出「落ち着く場所もたくさんあるんだな」
――ここからは、グループの話を聞かせてください。新体制になって、ばってん少女隊はどんな雰囲気ですか?
春乃:すごく変わりましたね。もともとは九州出身メンバーだけで構成されていたグループだったんですけど、新体制になって、拠点も九州と東京の2拠点になり、九州以外出身のメンバーも加わって。本当に多種多様なグループになったなと感じています。年齢層も幅広いし、それぞれが見てきたアイドル像も違うので、メンバー一人ひとりがまったくかぶらないんです。
――多様な個性が刺激し合っているような。
春乃:本当にそうです。それぞれが得意なこと、強みを持っていて、「あの子みたいに頑張りたいな」と思ったり、「自分ももっとできるようになりたい」と思ったり。いい意味で、グループ内で刺激し合える関係性ができています。しかも、みんなビジュアルも本当に強くて(笑)。アー写だけ見るとクールに見えるかもしれないけど、実際に会うとすごく明るくてキラキラしていて、きっと虜になっちゃうと思います。
――10周年のタイミングで東京にも拠点を構えたことは、グループにとって大きな変化だったと思います。
春乃:すごく大きいですね。今までは、関東のイベントやフェスで興味を持ってくださった方がいても、次の東京でのライブは数カ月後……みたいな状況だったので、なかなか次に繋がりにくかったんです。でも今は、関東でもすぐにライブを見てもらえる環境が整ったので、実際に新しい方にもたくさん出会えています。「前から気になってたけど、ようやく来られた!」と言ってもらえることも多くて、すごく嬉しいです。
――東京に来たことで、改めて九州の良さにも気づくことがあったと。
春乃:はい。外から見ることで、九州の魅力を再認識できました。食べ物も美味しいし、自然も街もぎゅっとコンパクトにまとまっていて、本当に魅力的な場所だなって。だからこそ、私たちの活動をきっかけに、九州にも興味を持ってもらえたら嬉しいなと思っています。
――東京生活にはもう慣れましたか?
春乃:最初はやっぱり戸惑いもありましたけど、少しずつ慣れてきました。お仕事で来るときって、渋谷とか新宿みたいな都会の真ん中しか知らなかったので、実際に住んでみると、東京にも住宅街があって、緑があって、意外と落ち着く場所もたくさんあるんだなって思いました。とはいえ、人の多さや電車の路線の多さにはまだまだ戸惑ってますけど……(笑)。
――地方出身者あるあるですね(笑)。東京に来てから、何か新しく挑戦していることはありますか?
春乃:まだ観光らしい観光はできていないんですけど、歩くのが好きなので、空いた時間にいろんな街を歩き回っています。気になるカフェを見つけたり、知らなかった街並みを発見したりするのが楽しくて。せっかく東京に来たので、いろんな刺激を受けて、自分の引き出しを増やしていきたいなと思っています。
――ここからの1年、グループとしてどんな目標を描いていますか?
春乃:この1年は、本当に変化とチャレンジの年だと思うので、もっともっとたくさんの方にばってん少女隊を知ってもらいたいです。そして、グループとしてもっと大きなステージに立てるように、がむしゃらに頑張っていきたいです。せっかく東京に拠点を構えたので、関東でもたくさんライブをして、新しいファンの方にも出会いたいですね。
――最後に、この記事を読んでいる大学生、特に新入生に向けてメッセージをお願いします。
春乃:大学生活って、本当に何でもできる時期だと思います。やりたいことがあるなら、ぜひ迷わずチャレンジしてみてほしいです。たとえ失敗しても、それが後から絶対に財産になるので。私自身も、大学時代にいろんな人と出会って、視野が広がったり、考え方が柔らかくなったりしました。だから、「やりたいこと全部やってやる!」くらいの気持ちで、思いきり楽しんでください。そして、できればたくさん旅行にも行ってほしいなと思います。今しかできない経験をたくさんして、充実した大学生活を送ってください!
■公演情報
『ばってん少女隊10周年記念ライブ』
2025年8月3日(日)
東京・LINE CUBE SHIBUYA
open 16:30 / start 17:30