SixTONES、待望のサブスク解禁で聴きたい ラップからロック、バラードまで“歌”を楽しめる6曲
「Strawberry Breakfast」
2021年リリースの4thシングル『僕が僕じゃないみたいだ』のカップリング曲であり、ファンの間でも人気が高い1曲。艶やかだったり、切なげだったり、優しかったりと、6人の個性豊かな歌声によって異なるキャラクター像が描かれた後に、〈Strawberry Breakfast 世界が恋する/Heroine に最高の Kiss を Just for you〉と明るく歌い上げるサビへ。甘い朝のひとときを歌ったポップなディスコチューンで、聴いていると自然と胸が高鳴る。曲のヒロインになったような気分を味わえる、YouTubeでも公開されているワンカットのMVともぜひ一緒に楽しみたい。
「フィギュア」
同じく2021年リリースの5thシングル『マスカラ』のカップリング曲。yamaの「春を告げる」などを手掛けたボカロPのくじらによる提供曲で、忙しないメロディを6人が軽やかに歌いこなしているのが印象的だ。〈裏切らないものを僕らずっと探して生きている/正しくあればいい、後悔のない生き方で進もう〉という“自分らしさ”を核とした曲のメッセージは、特定のジャンルに縛られず、さまざまな楽曲に挑み続けてきたグループの音楽性とも重なるように思う。最後のブロックで繰り広げられる掛け合いも鮮やかだ。
「音色」
2024年5月1日、グループ結成9周年の日にリリースされた12thシングル表題曲で京本大我主演ドラマ『お迎え渋谷くん』(カンテレ/フジテレビ系)主題歌。隣にいる大切な人への感謝の気持ちが歌われており、豊かなホーンセクションとあたたかい歌声に包み込まれる。なかでも特に惹きつけられるのは、バンドサウンドが一瞬鳴り止むラストのサビ。〈出会えただけで 特別な毎日/あぁこうして 僕らは今 歌ってる〉というフレーズが、6人のアカペラで届けられるのだ。この6人で奏でる唯一無二の音色。それが今後どんな場所で鳴り響き、どんなふうに輝きを増していくのか、想像を巡らせたくなる楽曲である。
あらためて振り返っていくと、SixTONESにはさまざまなタイプの楽曲があり、それらを歌いこなす彼らの魅力を再確認できる。サブスク解禁を通して、ぜひ彼らの表現豊かな歌声に触れてほしい。