『ラブライブ！シリーズ』でμ'sに次ぐスクールアイドルグループとして、2015年6月に結成されたAqours。2025年6月21、22日に行われるライブ『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ～永久stage～』が、彼女たち9人での最後のワンマンライブとなる。

　そこで、Aqoursのキャストへのリレーインタビューを実施。1人ずつ登場してもらい、これまでの活動や担当メンバーへの思い、次回キャストへのメッセージなどを語ってもらった。ライブ当日に向けて、存分に士気を高めてもらいたい。第2回は、小原鞠莉役・鈴木愛奈のインタビューをお届けする。【火・土曜更新予定／全9回】

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「アンコール明けの“虹”は感動的でした」

――鈴木さんがライブのパフォーマンスで意識していることや、大切にしていることは何ですか？

鈴木愛奈（以下、鈴木）：“鞠莉でいること”は、常に意識しています。鞠莉はAqoursの中では一番の高身長で、対する私は（キャストの中で）一番背が低いんです。なので、見た目の違いがあるぶん、大きく踊ることで、大胆かつきれいな鞠莉を見せることを心がけています

――体格差を埋めるために。

鈴木：そうですね。それに、鞠莉はサービス精神が旺盛なので、どうしたらみんなに喜んでいただけるかを考えてステージに立っています。移動する先は左側だけど、右側の方を向いて手を振ったり、投げキスしたりしてから移動するとか、何かしらワンアクション入れるようにしていますね。

　あとは、一体感を意識してパフォーマンスをしています。Aqoursの9人は、ライブパフォーマンス中に目が合うことが多いんです。ファンの皆さんにはそこから9人の絆を感じ取ってくださったり、楽しんでくださったりしていると思うので、特に意識していますね。実際、しっかり絆を育んでいるので、ライブを重ねるにつれて段取りになかったこともその場で合わせられるようになりました。「あぁ〜成長したな〜！」としみじみ思います（笑）。

――ライブ中のファンの方の反応や掛け声で、特に印象に残っているものを教えてください。

鈴木：5thライブ（『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ～Next SPARKLING!!～』／2019年開催）のアンコール明けで、ファンの皆さんがペンライトで9色の虹を作って迎えてくださったのは、印象的でした。「Aqoursに見せよう！」と思って、ファンの方が発案してくださったサプライズだと思うんですけど、あんなに大勢いらっしゃるのに皆さんそれぞれがちゃんと色を分けてくださっていて感動的でした。

――それだけ、関係性が出来上がっているんですね。ファンの皆さんと。

鈴木：はい。私たちのライブは、AqoursだけでなくAqoursとファンの皆さんで作り上げているものだと思っています。それこそ、虹を見せてくださった瞬間は皆さんとの絆も感じられました。